口はしゃべったり食べたりする時に使うもので、呼吸は鼻でした方が良いといわれています。
口呼吸は口の中の環境を悪化させる要因の一つと考えられ口呼吸は万病の元ともいわれています。
カゼ、インフルエンザ、気管支炎などウイルスや細菌によって引き起こされる病気や睡眠時無呼吸症候群まで口呼吸が引き金になっている可能性があります。




口呼吸で喉に乾燥した空気が流れ込むとウイルスや花粉が直接粘膜に触れてしまいます。

■口呼吸がカゼの原因になる

口呼吸で口内が乾燥するとウイルスや細菌が喉に付着しやすくなるためカゼを引きやすくなってしまいます。
鼻には鼻毛やせん毛もど肺の中へ異物が入るのを防ぐ仕組みがあり細菌などを外に押し出してくれます。

■口呼吸が虫歯の原因になる

唾液には自浄作用という口の中をきれいにする働きがあります。
しかし口呼吸をすると口の中が乾燥して唾液が減ってしまい虫歯や歯周病などの細菌が増える原因になってしまいます。

■口呼吸がぜんそく悪化の原因になる

秋になってくると寒暖差や気圧差が起こりやすくなり、寒くなるとダニの死骸が増えてくるなどしてぜんそくで咳する人が増えてきます。
ぜんそくの原因は様々あり、ホコリやダニなどのアレルギー物質もその要因と考えられています。
特に寒暖差が激しい秋過ぎになるとより注意が必要とされています。

■鼻呼吸でぜんそく対策

鼻には冷たい空気を温めると同時に適度に加湿する働きがあります。
口呼吸から鼻呼吸に変えることでぜんそくの悪化予防や発症するリスクを遠ざける効果が期待できます。

■口呼吸が睡眠時無呼吸症候群の原因になる

睡眠時無呼吸症候群とは眠っている間に短時間の呼吸停止を繰り返す病気です。
主に肥満やアゴの骨格が原因といわれていますが、口呼吸とも関係があるといわれています。

口呼吸になってしまう人は口の周りの口輪筋や舌の筋肉が衰えている可能性があり、横になった時に舌が喉の方に落ちて気道を塞ぎ呼吸が止まってしまうリスクが上がるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群で呼吸が浅くなったり止まったりすると血液中の酸素濃度が低くなります。
血中の酸素濃度が低くなると全身に酸素を運ぼうと心拍数が高くなります。
そのため寝ているにも関わらず運動しているような脈拍になってしまい疲れてしまいます。
また無呼吸によって心拍数が上がると血圧も上昇してしまいます。
これを放置すると心疾患や脳卒中のリスクが高まってしまいます。

眠っても疲れが取れない、起きた時に口の中が乾いている、いびきをかく、肥満体型である人は一度専門医を受診した方がよいです。




■睡眠中の乾燥対策

・濡れタオルを干して湿度を上げる
・マスクをして呼気で湿度を上げる

睡眠中どうしても口が開いてしまう人はマスクをするのもひとつの手です。
加湿効果だけでなくホコリや菌の侵入も防いでくれます。

■鼻づまりが原因の口呼吸対策

アレルギー性鼻炎や花粉症が原因の場合は耳鼻咽喉科で治療を受けましょう。
アレルギー性鼻炎や花粉症患者数は増加傾向にあります。
鼻づまりのせいで口で息をするようになり口呼吸がクセになってしまっている人が増えています。

■口輪筋が口呼吸の原因

口を開けたり閉じたりするときに使うのが口輪筋(こうりんきん)です。
口輪筋の衰えも口呼吸の原因の一つだといわれています。

■口笛で口輪筋の衰えチェック

口笛で「ドレミファソラシド」を吹いてみます。
できなかったり高温が出ない場合は口輪筋が衰えている可能性があります。

■腹式呼吸で口呼吸改善

胸とお腹に手を当てて、胸を動かさずにお腹を膨らませます。
難しい人はまずお腹だけを膨らませてみます。
お腹が膨らんだら鼻で息を吸い、続いてお腹をへこませながら口から息を吐きます。
慣れてきたら息を吸いながらお腹を膨らませましょう。
腹式呼吸の意識づけをしていくと鼻で呼吸する意識もついてきます。
上手くできない人は横になって行うと腹部を膨らませやすくなります。
慣れてきたら座って練習してみましょう。

腹式呼吸のポイントは日常生活の中で習慣づけることです。
例えば外出前や食後などタイミングを決めて習慣づけることで鼻での呼吸を意識できるようになります。
腹式呼吸は自律神経に働きかけることでリラックス効果が得られたり、腸を刺激することで便秘改善効果も期待できます。

■「あいうべ」体操

口を大きく開き「あー」
口を横に大きく広げ「いー」
口を前に突き出すように「うー」
アゴ先に向かって舌を突き出し「べー」

10回1セット、1日3セット行います。
口輪筋や舌の筋肉を鍛えることで口呼吸を改善して感染症予防の効果も期待できます。