高血圧は心筋梗塞や心不全などの循環器疾患の直接の引き金になります。
そのため上の血圧値が130を超えたら生活習慣を是正することが大事になってきます。
血圧が130を超えると脳卒中の死亡リスクが上昇して 2.62倍にもなるといわれています。
夏は血圧が乱高下しやすく血管へのダメージが蓄積し、ある日突然血管障害を引き起こす場合もあります。




血圧値が130以上は生活改善が必要とされる数値とされています。
高血圧は症状がほとんどないため、知らないうちに脳卒中や心筋梗塞などの危険な病気につながってしまうことがあります。
そのため自分の血圧を知り、高い人はできるだけ下げていく努力が必要になります。

■血圧について

血圧とは心臓から送り出される血液が血管の壁に与える圧力のことをいいます。
心臓が収縮した時の血管の圧力が上の血圧になります。
心臓が拡張した時の血管の圧力が下の血圧になります。

■夏場の寒暖差が高血圧の要因となる

夏は血圧が落ち着く時期だといわれていますが、意外に血圧が高くなる落とし穴があります。
夏は外気温が非常に高いため、暑いところからから寒い所へ行くと血管が収縮して血圧が上がってしまいます。
この室外と室内の寒暖差により血圧の急上昇を招いてしまいます。
自宅はもちろん電車内、冷房の効いた部屋など寒暖差を起こしやすくなります。

■血圧急上昇対策

・寒い所へ行く時は上着を羽織る
・家事の合間に休憩を挟む
・深呼吸

●深呼吸
深呼吸をすると血管を拡張させる物質が出ます。
さらに気持ちも安定して血圧上昇の予防になります。
緊張する場面では深呼吸がおすすめです。

■血圧の乱高下に要注意

・食後低血圧
・起立性低血圧
・排尿後低血圧
・入浴後低血圧

●食後低血圧
食事は消化管から出るホルモンの影響で血管が拡張して血圧が下がります。
これを食後低血圧といいます。

●起立性低血圧
食後で血圧が下がっているにもかかわらず立ちっぱなしでいると起立性低血圧を引き起こすことがあります。

●排尿後低血圧
我慢した尿を一気に出すと血圧が急に下がってしまいます。
時には失神することもあるのでこまめに排尿するようにしましょう。

●入浴後低血圧
入浴中に身体が温まると血管が拡張して血圧が低下します。
浴槽から出る時に水とお湯を交互に足にかけることで血管が収縮し血圧低下を防ぐことができます。



■血圧急降下対策

食後はコーヒーや紅茶などのカフェインを飲むことで急な血圧低下を予防することができます。

■二度寝で血圧が急降下

二度寝は短時間で深い睡眠に入るため血圧が急降下します。
朝は血圧が上がる傾向にありますが、二度寝をすると大幅な急上昇を招いてしまいがちになります。

■夏の朝は脱水になりやすい

夏の朝は脱水を起こしやすく血液がドロドロになりがちです。
就寝前と起床後は水分補給が大切です。

■飲酒は高血圧の危険因子

飲酒後1〜7時間は血圧が下がります。
しかし翌朝は上昇しやすくなってしまいます。
たくさん飲めば飲むほど翌日の血圧が高くなります。
アルコールには利尿作用があり脱水を招くので適量を守る事が大切になります。

■塩分の摂り過ぎに要注意

塩分を摂り過ぎると血圧が上がってしまいます。
汗をかいたらこまめに水を飲むことが大切になります。
1日に1.5リットル以上は水分補給した方が良いです。

■正しい血圧計の使い方

腕まくりは腕の血管が圧迫されるのでよくありません。
薄い服であれば服の上から巻いた方がよいです。

腕帯は上腕部分に巻きます。
肘のくぼみから指2本分入る位置が良いです。

血圧を測るときは手のひらを開いて測定しましょう。
手を握って測定すると血管が収縮して血圧が上がってしまいます。

測定中はしゃべらないようにしょう。

■脈圧(みゃくあつ)

上の血圧と下の血圧の差を脈圧(みゃくあつ)といいます。
脈圧が60以上ある場合は動脈硬化の疑いがあります。

■生活習慣を改善することが大切

高血圧は食事や運動などの生活習慣を改善することで正常に戻る可能性が十分にあるので、一刻も早く生活を見直して改善しましょう。