あごこりで悩んでいる人は全国で約1900万人もいるといわれています。
あごこりが悪化すると頭痛、不眠、食欲不振につながる危険性があります。
知らないうちにあごのこりがひどくなると重篤な症状になることもあります。
そのため症状がない人でも気を付けてあごのメンテナンスをした方が良いといわれています。




■あごこり検査の目安

口が縦に開いた時に35mm以上開くかどうかがあごこりの目安とされています。
開かない場合はあごこりの可能性が疑われます。

指を縦にして第二関節まで何本入るかをチェックします。
3本以上はあごこりの可能性が低いですが、2本以下はあごこりの可能性が疑われます。

■顎関節症(がくかんせつしょう)

あごこりという状態をこじらせると顎関節症(がくかんせつしょう)を発症してしまいます。
顎関節症が重症化してしまうと歯を削るなどして噛み合わせの位置を整えたり、顎を切り開いて関節の中を手術したりする治療を行うこともあります。

■あごこりと顎関節症

実は下あごだけで約1kgの重さがあります。
頭と下あごは筋肉でつながっていて、この筋肉のおかげであごを自由に動かすことができます。
激しい動きを滑らかにするために顎の付け根には関節円板がありクッションの役割を果たしています。
あごこりとはあごの血流が悪くなり筋肉が硬くなってしまった状態をいいます。
筋肉がこり固まって口が開かず痛みが起こります。
血流が悪くなった状態は肩こりと似たような痛みも引き起こし、無理に動かすとその拍子に関節円板のクッションがズレ落ちてしまうことがあります。
骨と骨がことにもなり痛みが起こります。
無理に開けようとすると急にクッションが乗り上げてカクンという音がするようにもなります。

■動かす治療であごこり・顎関節症を改善

口を開けたり動かしたりすることは筋肉の血行を改善してあごのこりをほぐす効果があります。
ズレてしまった関節も間にある潤滑液が徐々になじむことでスムーズに動くようになります。
そのためあごこりや顎関節症の改善に効果が期待できます。

口を開けるときのポイントは上を向くことです。
上を向くとより大きく開くようになり筋肉がしっかり伸びます。



■あご筋ほぐしであごこり解消

あごのエラの角の少し上のところを指で持ったままでくいしばると膨らむのが分かりますが、これが噛む筋肉の咬筋(こうきん)になります。
このあごの付け根の筋肉(咬筋(こうきん))を8秒間マッサージします。
少し気持ちの良いくらいの力でマッサージするとよいそうです。

こめかみの筋肉(側頭筋(そくとうきん))を8秒間マッサージします。

筋肉をマッサージで整えた後、今度は口をいっぱいに開けます。
開けるときに必ず上を向きながら口を大きく開けます。
5秒間口を開けて閉じます。
これを3回行います。

1セット マッサージ2か所(それぞれ8秒)+口を開けるストレッチ(5秒×3回)
朝晩で1日2セットがおすすめです。

■あごこりの原因

噛み続けることがあごこりの原因と考えられています。
安静時は上下の歯の間は2〜3mm開いています。
歯がくっつくだけでも弱い力がかかります。
集中作業やストレスにより持続的に緊張すると噛み続けることにつながってしまいます。
デスクワークに代表されるような集中作業などがあごこりの大きな原因となっています。

■あごこり予防のポイント

パソコンやスマホなどをするときは歯をくっつけないように意識するとよいそうです。
適度な顔のマッサージとあごのストレッチ。

■ガムであごのトレーニング

ガムを噛むことであごの噛む力をトレーニングすることにつながります。
噛むトレーニングをすることで筋力アップや体のバランス能力の向上につながることが期待できます。