インフルエンザに感染すると高熱や関節痛など辛い症状が出るだけでなく、気管支炎、肺炎、喘息、脳炎、慢性疲労など様々な合併症を起こし命をおとす場合もあります。
2017〜2018年のインフルエンザ感染者数は2230万人以上といわれています。
さらにはインフルエンザが心筋梗塞のリスクを高めるともいわれています。




■医師のインフルエンザ予防

・手洗い
・マスク
・うがい
・予防接種
・加湿

■インフルエンザの感染ルート

・飛沫感染
・接触感染

●飛沫感染(ひまつかんせん)
飛沫感染(ひまつかんせん)とは、感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込み感染することをいいます。

●接触感染(せっしょくかんせん)
接触感染(せっしょくかんせん)とは手を介して感染することで、ウイルスがついた手で顔を触ることで鼻や喉から感染します。
目に見えないウイルスは不特定多数が触れる場所に多く付着しています。
金属やプラスチックについたウイルスは24〜48時間も感染力を維持し続けています。
そこに健康な人が知らずに触れて顔を触ることで鼻や口から感染します。

■医師は顔を触らないようにマスクをつけている

一般の人は飛沫感染を防ぐためにマスクをつけていますが、医師は接触感染を防ぐためにマスクをつけています。
マスクをつけると顔を触る回数が多くても鼻や口周りにはウイルスはほぼ付着しません。

マスクは外出時だけでなく顔を触るのを防ぐため職場でなるべくした方が良いそうです。
帰宅後はまずマスクを外してすぐに手洗いをしましょう。

■手洗いのポイント

・通勤で会社に着いた後
・外出後
・食事前

毎回石鹸を使って手洗いをすることが難しい場合は水で洗い流すだけでも効果があります。
手についたウイルスの量は流水のみの手洗い(15秒ほど)でウイルスが100分の1に減少するそうです。

■入浴でインフルエンザ予防

入浴は温熱作用により身体が温まり免疫力が上がります。
また入浴には身体についたウイルスを流す効果もあります。
帰宅したら手洗いだけでなく、すぐの入浴も効果的です。



■うがいでインフルエンザ予防?

実はインフルエンザ予防としてのうがいは科学的に証明されていません。
インフルエンザウイルスは鼻や喉の粘膜かに付着して細胞に侵入するまで数分〜20分程度といわれています。
細胞に入ってしまうと、うがいをしても手遅れの状態になり得ます。
一般的な1日2回程度のうがいでは、すでに手遅れの場合が多いそうです。
そのためうがいはこまめに行うのが大切になるそうです。
うがいはインフルエンザ以外の通常のカゼ予防に関しては科学的にも実証されています。

■インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンはWHOが毎年流行する型を予測して作っています。
年によっては予想が外れてしまう場合がありますが、インフルエンザを発症しても重症化の予になります。

■インフルエンザにかかったら

はやめに病院を受診したほうが良いです。
もし検査で陽性反応が出なくてもインフルエンザの可能性がある場合は薬を処方されることもあります。
家族の中に感染者がいると自分が感染しないように予防効果にもなります。

■口呼吸はインフルエンザにかかりやすい

口呼吸になると口の中が乾燥しやすくなります。
口の中が乾燥すると唾液によるバリア機能が低下し、ウイルスがダイレクトに喉の粘膜に侵入して感染しやすくなります。

無意識に口が開いてしまうのは口の周りの筋肉や舌の筋肉が衰えて下がってしまい口呼吸になる場合があります。
口を閉じているとき舌は上あごについているのが正しい位置になります。
しかし舌の筋肉が衰えると重みで下に下がってしまい口が開いてしまいます。
舌の筋肉を舌筋(ぜっきん)といいます。

■就寝時の口呼吸に注意

夜眠っている時は筋肉が緩むため口呼吸になってしまう人もいます。
朝起きて口が乾燥していたり喉が痛い場合は長時間口が開いている可能性があり、感染リスクにつながります。
口を閉じて鼻呼吸にすることで鼻の奥にある繊毛(せんもう)が働きウイルスを外に出してくれます。

■口体操でインフルエンザ予防

「あ・い・う・べ」と口を大きく開いて動かすことで口周りや舌の筋肉を鍛えます。
口周りの筋肉を鍛えることで鼻呼吸になり、インフルエンザ予防につながります。

お口を大きく開いて「あ〜」      あごの筋肉の強化
口角(こうかく)を真横に「い〜」   口元・頬・首周りの筋肉の強化
くちびるを前に突き出して「う〜」   口周りの口輪筋の強化
あご先をなめるように舌を出す「べ〜」 舌の筋肉の強化