国が推奨している脂質の摂取量は成人で約55g程度とされています。
現代人は知らないうちに脂を摂り過ぎているといわれています。
脂が体内に入ると中性脂肪へと変化します。




中性脂肪の値が高くなると症状が無いまま動脈硬化など様々な命に関わるリスクを高めてしまうといわれています。
ある日突然に脳卒中や心筋梗塞におそわれる可能性が高くなります。
中性脂肪の正常値は150未満といわれています。

■中性脂肪について

私達は中性脂肪を体内で燃やすことで活動する際に必要なエネルギーを作っています。
しかし必要以上に増え過ぎてしまうと血管に悪い影響を及ぼしたり、身体の色々な部分に溜まり過ぎて悪影響を及ぼしてしまいます。

■内臓脂肪

内臓脂肪は悪玉ホルモンを出して動脈硬化を促進させたり血圧を高くしたりし、そして血液の中性脂肪も上がってきます。

■異所性脂肪(いしょせいしぼう)

内臓脂肪や皮下脂肪にも溜まり切らなかった脂が他に溜まる場所を見つけて蓄積されていきます。
これを異所性脂肪(いしょせいしぼう)といいます。
異所性脂肪(いしょせいしぼう)とは内臓脂肪と違い肝臓や筋肉の中、心臓の周りなど本来溜まるはずのない場所につく脂肪のことをいいます。
臓器の働きを低下させてしまいます。

肝臓に脂肪がつくと脂肪肝になり、悪化すると肝炎になり肝臓に炎症が起きて働きが悪くなったり、肝硬変や肝臓がんに進行する危険性もあります。

■脂質異常症(ししついじょうしょう)

脂質異常症(ししついじょうしょう)は血中の脂が増加することで起こる生活習慣病です。
自覚症状がないまま身体が蝕まれていきます。

■LDLコレステロール

LDLコレステロールとは悪玉コレステロールとも呼ばれ、増えすぎると血管を詰まらせたりします。
中性脂肪は悪玉コレステロールを小型にしてしまい超悪玉コレステロールに進化させてしまいます。
中性脂肪が高いとLDLコレステロールを小型にしてしまい、血管の中にどんどん入り込みやすくなってしまいます。
そのため血管壁に入りやすくなりプラークと呼ばれるコブを作り血管を詰まらせてしまいます。
中性脂肪が血管・肝臓・心臓など身体のいたるところで悪さをし死のリスクを高めていきます。



■アルコールと脂質の関係

アルコールは肝臓で巡り巡って脂肪に作り変えられることがあります。
そのため長い間食べ続けていると中性脂肪が上がります。
糖質を含むご飯、和菓子や洋菓子も中性脂肪を上げてしまいます。

■中性脂肪を増やす3大要素

・脂質
・アルコール
・糖質

■中性脂肪を下げるポイント

・アルコールの摂取量を25gに抑える
・果糖の高いフルーツから低いフルーツに変える
・焼く・茹でるなどの調理法を変える
・菓子パンをおにぎりに変える
・お茶やカロリーオフの飲み物にする
・1日1食サラダを追加する
・毎日10分ほどの有酸素運動

ブドウ・ナシ・カキは糖分が高めなのでグレープフルーツやキウイに変えると良いです。
早く食べて消化できるものは糖質や脂質が多くなりがちです。
揚げ物は脂が増え過ぎるので焼く・茹でるなど調理法を変える。
菓子パンよりもおにぎりの方がしっかり噛んで食べることができるので少しずつ吸収されるようになります。
スポーツ飲料なども糖質が多いため飲みすぎには注意が必要です。
サラダの食物繊維は脂質や糖質の吸収を抑えてくれます。
息がはずむ程度のウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させます。

■アルコール25g分それぞれの摂取目安

・ビール   (5% 625ml) :350ml缶1.7本
・ウイスキー (43% 75ml) :1.25杯
・日本酒   (15% 205ml) :1.1合
・ワイン   (12% 250ml) :2杯
・焼酎    (35% 90ml) :0.5合

50g・60g摂ったら翌日休んでみるなどしてみるとよいそうです。
肝臓も毎日飲酒を続けると疲れてしまうので数日を1単位で考えてみるのもよいそうです。