高血圧は減塩や適度な運動が大切ですが睡眠とも大きく関係しています。
睡眠の質を上げて塩分の排出を促すことで高血圧の改善が期待されます。
睡眠前に片鼻呼吸法を行うと副交感神経が働き睡眠の質が上がり高血圧の改善が期待されます。




■高血圧について

高血圧とは血管の壁にかかる血液の圧力が高い状態のことをいいます。
高血圧の診断基準は上が140mmHg、下が90mmHg以上とされています。
高血圧状態が長く続くとしなやかだった血管が硬くなり、やがてボロボロの状態になってしまいます。
近い将来、心筋梗塞や脳梗塞などの危険な病を引き起こしてしまうこともあります。

高血圧の大きな原因のひとつが塩分の摂り過ぎです。
しかし近年の研究では摂取した塩分を身体から出せず高血圧になっている人が増えているといわれています。

■高血圧対策

・減塩
・適度な運動

塩分を摂り過ぎると血液中の塩分量が増加し、それを薄めようと血管内に水分が取り込まれ血液量が増加します。
そのため血管の壁にかかる圧力が高くなる高血圧となってしまいます。
塩分を控えれば血流は穏やかになり血管の壁にかかる圧力も減ります。
適度な運動を行うと筋肉に多くの酸素を運ぼうとして血管が広がります。
すると血流が緩やかになることで血管の壁にかかる圧力が低くなり血圧が下がります。

■睡眠と高血圧の関係

減塩や運動をしても高血圧が改善できない人は、何らかの理由で塩分が身体から排出しづらくなっている可能性があります。
排塩する量が少ないと体内に塩分が残り高血圧になりやすくなってしまいます。

塩分をうまく出せている人と溜め込んでいる人の違いは夜の眠り方にあります。
つまり睡眠の仕方によって塩分を身体に溜めるかどうかが決まると考えられています。
しっかりと熟睡ができてリラックスしてストレスを発散できている人は塩分が出せていると考えられています。
十分な熟睡ができず頭の中が興奮状態にあるような人は身体の中から塩分がうまく出せない環境が身体の中に存在していると考えられます。
よく眠れる人にはストレスがなく、眠れない人にはストレスがあるとされています。

よく眠れていない人はコルチゾールというホルモンが多く分泌されているために塩分を出せていません。
夜中コルチゾールが出続けている人は塩分を使って血圧を上げようとしてしまいます。
そのため塩分を排出することが出来ずに身体にどんどん溜まっていってしまいます。

■片鼻呼吸法で睡眠の質を上げて夜中の塩分排出を促す

片鼻呼吸をすると呼吸筋を強く使うことによって深い呼吸を行うことができます。
ゆっくりと深い呼吸を行うことで副交感神経が強く働きます。
ゆっくり深呼吸をすることで肺の中にある肺胞を広げて副交感神経を高めることができます。
片鼻呼吸法をすることでより深い呼吸をすることができ、副交感神経がさらに高められるいわれています。

■片鼻呼吸法のやり方

片方の鼻をふさぎ、ふさいだ反対の鼻でゆっくりと10秒ほどかけて息を吸い込みます。
同じ鼻からゆっくりと吐き出します。
この呼吸を右→左→右→左と交互に10分間行います。
片鼻呼吸法を寝る前に行うだけで副交感神経が働き睡眠の質が上がるといわれています。
ぐっすり眠れて溜まった塩分の排出が期待できます。