人間の86%は何らかの痔の疾患を持っていると言われています。適度な運動をこころがけて血流が滞らないようにし痔核、痔ろう、切れ痔を予防しましょう。




■痔核(じかく)

痔核(じかく)とはイボのように膨れることから「いぼ痔」とも呼ばれ、肛門の血流が悪くなり、うっ血して腫れている状態です。
症状が進むと排便時に痔核(じかく)を傷つけ出血したり痛みがともないます。

■脱肛(だっこう)

脱肛(だっこう)とは肛門の中で出来た痔核(じかく)が便によって押し出され外に出た状態です。

■痔ろう

男性がなりやすい痔で有名なのが「痔ろう」という病気です。
痔ろうとは肛門と直腸の境目にある肛門腺に細菌が入り化膿した状態です。
放っておいて悪化すると、肛門のまわりに膿みが溜まって皮膚に穴を開けてしまいます。
一般的に下痢体質の人が多いそうです。
下痢の人は液状の便が隙間から入っていきやすい。
男性の人はお酒飲んだりして女性に比べてお腹がゆるくなりやすい。
そこに睡眠不足や体力の低下など免疫力が落ちたところにばい菌が感染すると痔ろうになりやすくなると言われています。
下痢はより感染しやすいため痔ろうの最大の原因となります。
暴飲暴食を繰り返す下痢体質の人に多くみられます。
お酒を飲み過ぎるなど下痢になる機会が多い男性は痔ろうに注意しましょう。

■痔ろうの主な症状

・腫れ ・痛み ・発熱

■切れ痔

女性に多い代表的な痔に「切れ痔」があります。
切れ痔は固い便が肛門を傷付けてしまい出血するなどの症状がある病です。
切れ痔は便秘になりやすい女性に多いのが特徴です。



■便秘の影響

女性の場合は生理周期などで便の固さが変わってきたりすることがります。
あるいは冷え性の人は便秘になりやすかったりするので、そういったことで女性の場合は便秘になりやすく、ひいては切れ痔になりやすいという面があります。
近年ではストレスなどからも便秘が増えています。

■痔の危険度チェック

・便秘・下痢がちである
・湯船につからずシャワーですませてしまう
・運動不足である
・睡眠不足である
・食事はほとんど外食

一つ以上当てはまったら痔になる可能性があります。
血流を改善するために全身浴をすることが大事です、 外食が多いと高カロリーで食物繊維不足になってしまいがちです。
生活習慣の悪化が痔の原因になっています。

■正しいトイレの仕方

●便意を感じたらすぐにトイレに行く
我慢すると便が固くなって出にくくなってしまいます。

●トイレは3分以内
便意があってすぐにトイレに行くと3分もかかっていません。
トイレの時間は3分以内を心がけると肛門への負担が軽減します。

●1回のトイレでいきむ回数は1回
1回目のいきみで8~9割の便は出ています。
1回のトイレでいきむ回数は1回が目安になります。
いきまなくても便座に座っているだけで肛門には負担がかかっています。
トイレに長居しないようのしましょう。

●シャワートイレは温めで15秒程度
シャワートイレは温めで15秒程度が目安になります。
洗い過ぎはかぶれ・かゆみの原因になってしまいます。

■最新治療

以前は切る手術が主流でしたが、最近では いぼ痔を切らない治療が主流になってきています。
切れ痔は軟膏薬や注入薬で治すことができます。
専門医に相談しましょう。

■ALTA療法(痔の治療)

中に出来た いぼ痔に注射器を直接いぼ痔に注入します。
いぼ痔に流れ込む血液量を減らして小さくしていきます。
ALTA療法保険が適用されます。

男性の場合は暴飲暴食を控えて生活習慣に気を付け、女性の場合は便秘に気を付けましょう。
腫れ、痛み、発熱などの症状が気になる人は専門医に相談しましょう。