脊髄を圧迫すると手が動かしにくくなるなどの症状が起こります。
脳組織がダメージを受けると運動機能が低下して手足が上手く動かせなくなる。
フレイルはバランス機能の低下から始まります。
誤嚥は肺炎の原因となったり、窒息する危険もあります。
味覚障害は高血圧や糖尿病につながる危険性があります。
平衡感覚に異常が起きるとめまいやふらつきなどの症状が出ます。




■首の異常チェック

両腕を前に真っ直ぐ伸ばします。
この状態でグー・パーの手を握ったり開いたりする動きをできるだけ素早く行い、10秒間に何回できたか数えます。
グーのときはしっかり握り、パーのときは大きく開きます。
「グーパー」で1回と数えます。
20回以下の場合は首の神経に異常がある頸髄症(けいずいしょう)の疑いがあります。
首の骨と骨の間にある軟骨は加齢と共に弾力性を失いつぶれていきます。
このとき脊髄を圧迫すると手が動かしにくくなるなどの症状が起こったりします。

■脳卒中チェック

紙とペンを用意します。
中心に1cmの円を描きます。
そこから10cmくらいペンを持ち上げ、円の中心を狙ってトントンと1秒に1回のペースで20回点を打ちます。
タイミングに慣れるまで何回か練習してからチェックしてみましょう。
このチェックで円から外れた点が20個中3個以上あった場合は脳に何らかの異常がある可能性があります。
顔の左右差がないか、手に力が入りにくいかどうか、しゃべり方でろれつが回らないことがないかどうか調べてみましょう。

脳卒中は脳の血管が詰まるなどの理由で脳組織が損傷する病気です。
脳組織がダメージを受けると運動機能が低下して手足が上手く動かせなくなります。
大切なのは一刻も早く脳卒中の兆候を見つけることです。

■フレイルチェック

足元にコインを3枚並べます。
片足立ちになり、その状態でしゃがんで足元のコインを拾います。
男性の場合は3枚全部、女性の場合は2枚拾えればOKです。
この枚数を拾えない場合は筋力の衰えが推測されます。

フレイルとは筋力や気力の低下によって心疾患など様々な病気にかかりやすくなり、将来介護が必要になる危険が高い状態のことをいいます。
最近では若い世代でも筋低下が心配されていて、気付いたときには要介護予備軍になっている恐れもあります。
フレイルはバランス機能の低下から始まります。

フレイル対策には筋肉の衰えを防ぐため、ウォーキングなどの適度な運動とタンパク質を含んだバランスの良い食品がおすすめです。



■誤嚥チェック

30秒間につばを何回飲み込みができるかを数えます。
このとき喉仏の上に指を置き、飲み込んだ時に喉仏が指を乗り越えた場合のみ1回とカウントします。
唾液が出づらい人はテスト前に水を飲んでから行うとよいです。
30秒間で3回飲み込めなかった人は要注意です。
飲み込む力が弱く誤嚥を起こす可能性が高いです。

誤嚥は飲み込む力の低下によって食べ物などが食道ではなく間違って気道に入ってしまうことをいいます。
誤嚥は肺炎の原因となったり、窒息する危険もあります。

■味覚障害チェック

ただの水、水200ccに砂糖5gを入れた物、水200ccに塩2.5gを入れた物を用意します。
ティースプーン1杯分を飲んで3種類の味を見分けられるかチェックします。
1つでも間違えたら味覚障害の可能性があります。

甘味、塩味、酸味、苦味、旨味が基本とされ、それぞれの味は舌の表面にある味蕾(みらい)という組織で捕らえています。
味蕾が味をキャッチしてその刺激が脳に伝わり味を感じています。
味蕾の機能が働かなくなると、味をとらえられず脳に味が伝わらなくなります。
甘い味を感じる部分に障害が起きると脳が甘いということを認識できなくなり、糖分を過剰摂取して糖尿病の発症の危険性が高まります。
塩味を感じる部分に障害があると脳が塩分を認識できず、塩分を多量に摂取してしまいます。
すると将来的には高血圧や動脈硬化につながってしまいます。
若者の味覚障害は朝食を抜いたり食生活の乱れと関係しています。

■平衡感覚チェック

紙とペンを用意します。
紙が動かないようにテープで固定します。
ペンを持ち反対側の手を太ももに置きます。
紙に「あ・い・う・え・お」と縦に真っ直ぐ書いていきます。
このとき机にヒジがつかないように注意します。
目を閉じた状態で別の色のペンを使い、同じ場所に「あ・い・う・え・お」と縦に真っ直ぐ書いていきます。
目を閉じて書いた文字が左右に10度以上傾いていた場合は平衡感覚に問題がある恐れがあります。

目を閉じた状態で腕を上げ50歩足踏みをします。
最初の位置から90度以上回転したり、1m以上ずれる場合は平衡感覚に問題がある恐れがあります。

耳の奥にある三半規管は平衡感覚を司っています。
ここに異常が起きるとめまいやふらつきなどの症状が出ます。