血管は年齢と共に硬くなっていきます。
20代の血管をゴムホースだとすると、40代の血管はガス管のホース、70代になると血管はゴボウの硬さになるといわれています。
しかし血管はいくつからでも柔らかくすることができます。
血管を柔らかくする効果がある血管ストレッチ、血管しごき、ビーツ料理をご紹介します。




■体が硬いと血管も硬い

体が硬い人は日頃から体を動かしていない可能性が高いです。
習慣的に運動をしていない人は動脈硬化のリスクが高くなるといわれています。
体が硬い人は血管も硬いと考えられています。

■血管ストレッチで血管を柔らかくする

ストレッチをすると筋肉が血管を圧迫し、止めると圧迫が解放されます。
それによって血流が増え、繰り返されることで血管が若返ると考えられています。
通常のストレッチは筋肉を伸ばすために行いますが、血管ストレッチは血管を柔らかくするため太い血管部分をねらって行うストレッチになります。
血管ストレッチで伸ばす部分は下半身になります。
下半身は筋肉が多く太い血管も多く通っています。
そのため下半身の血行が良くなると全身の血流も良くなります。
血管ストレッチで太もものつけ根、ヒザの裏、ふくらはぎを刺激する事がポイントになります。

■血管ストレッチのやり方

・ヒザの裏(膝窩動脈のストレッチ)
・太もも(大腿動脈のストレッチ)
・ふくらはぎ(後脛骨動脈のストレッチ)

朝と晩1日に2回、以下の血管ストレッチを行うと血管をやわらかくするのに効果的です。

●ヒザの裏の血管ストレッチ
ストレッチする足を1歩前へ出し、両手をヒザの上に置きます。
反対側の足を軽く曲げて腰を落とし、ヒザの裏を伸ばします。
ヒザの裏がしっかり伸びているのを意識して行うのがポイントです。
この姿勢を30秒間キープします。
左右の足 両方を行います。

ヒザが痛い場合はイスに座った状態で行います。
片足を伸ばして、つま先を上げます。
体をできる範囲で前に倒します。

●太もものつけ根の血管ストレッチ
両手をついて座ります。
ストレッチしたい方の足を後ろに伸ばします。
この姿勢を30秒間キープします。
呼吸を止めずに足を伸ばすのがポイントです。
太もものつけ根から前側がしっかり伸びていることを意識しながら行います。
左右の足 両方を行います。

この体勢が辛い場合は、うつ伏せの状態から上半身を起こすだけでも効果が期待できます。

●ふくらはぎの血管ストレッチ
立ヒザをついて座り、反対側の足を外側に少し広げます。
太ももを胸で押すように体をゆっくり前へ倒します。
この姿勢を30秒間キープします。
なるべくカカトを上げないようにすることがポイントです。
ふくらはぎが伸びていることを意識しながら行います。
左右の足 両方を行います。



■血管しごきで血管を柔らかくする

血管を外から直接刺激すると血管の内側の壁からNO(一酸化窒素)が発生し、血管が拡がっ血流が良くなり血管が柔らかくなることにつながると考えられています。
動脈は深いところにあるので、自分の皮膚を骨に押し付けるようにしてゴシゴシと皮膚で骨をしごくようにします。
痛気持ちよい程度の強さでしごきます。
指・腕・脇・頭・顔・首など全身くまなくしごきます。

■血管しごきショートバージョン

手・顔・頭の3箇所を血管しごきするだけでも効果が期待できます。

●指の血管しごき
両手を組んで指を少し締め付けます。
片方の手を引き抜きます。
両手を2〜3回ずつ行います。

●腕の血管しごき
手首から肩に向かって強めに腕の血管をしごいていきます。
手の平を腕に密着させてしごくことがポイントです。
脇の下を掘り起こすように刺激します。

●頭の血管しごき
手の平をこめかみに押しつけて、イタ気持ちいいくらいの強さでしごきます。
頭のてっぺんに両手を置いてしごきます。

●顔の血管しごき
額・眉・頬・アゴなど顔全体をまんべんなくしごいていきます。

■ウォーキングで血管を柔らかくする

NO(一酸化窒素)はウォーキングでも発生します。
なるべく歩幅を広くしたり早歩きしたりすると血管を柔らかくするのにより効果的です。

■ビーツで血管を柔らかくする

ビーツはロシアの伝統料理のボルシチなどでよく使われる食材です。
ビーツには硝酸塩(NO3)が多く含まれています。
硝酸塩(NO3)は良く噛んで食べると唾液と反応して変化し、最終的に胃の中でNO(一酸化窒素)に変化します。
これが吸収されて血管が柔らかくなることにつながります。
またビーツに含まれるポリフェノールのベタシアニンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を取り除いて老化を防ぐ効果もあります。

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