感染性心内膜炎は歯周病菌が原因となって起こります。
そのため歯周病菌を増やさず減らす歯磨きなどの口腔ケアが大切になります。
唾液の効果を最大限に生かすことが歯周病予防の口内ケアのポイントになります。
食後30分の間は唾液がすごく出ているときなので食事後すぐは歯磨きではなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って食べカスや歯垢を取るだけが良いです。




■感染性心内膜炎について

感染性心内膜炎とは、心臓の弁に細菌がついて正しく弁が動かなくなり心臓が血液を送れなくなってしまう病気です。
心臓から近い口の中の傷から歯周病菌が入って感染性心内膜炎を起こすことがあります。

■歯周病菌が感染性心内膜炎の原因

歯周病菌は、歯の周りの組織、歯茎、歯槽骨に繁殖しやすいといわれています。
虫歯菌は歯の表面で歯自体を溶かすのに対して、歯周病菌は歯と歯茎の間に潜んで歯の根元を溶かし歯周病を引き起こします。
歯周病菌は成人の約80%が持っているといわれ、年齢と共に増加し60代ピークを向かえています。
歯茎の傷から歯周病菌が血管に入り込んで心臓にたどり着きます。
通常は免疫が歯周病菌を退治してくれますが、疲れなど免疫力が低下していると心臓に届いてしまうことがあります。
歯周病菌による心内膜炎で最も恐ろしいのが進行するスピードです。
菌が弁に着いてから早ければ1週間で大きな塊になってしまい心不全を起こして危険な状態になることがあります。
歯周病菌の大好物は血液に豊富に含まれる鉄分です。
そのため一度血管内に侵入すると赤血球から鉄分を奪い増殖していき身体中に蔓延してしまいます。
やがて大量の歯周病菌は心臓を通過する際に弁に引っかかって蓄積して増殖します。
すると弁の動きを邪魔するほどになり弁が正常に動かず血液の流れを不安定にさせます。

歯周病菌と免疫体が戦って高熱が出たり、酸素を運ぶ血液が正しく循環していないため息切れや疲労感が出たりします。
歯周病菌が塊となって心臓を動かす冠動脈で詰まれば心筋梗塞が起こり、脳血管で詰まれば脳梗塞が起こり、肺に入れば肺炎を引き起こし、膵臓に入りインシュリンを出す機能を壊せば糖尿病の原因ともなります。
そのため多くの歯科医院では治療の際に免疫低下や心臓の病気などが見られる患者には、菌を殺す抗生物質を投与する対策がされています。

■感染性心内膜炎のサイン

口の中をケガして1〜2週間程度で、原因不明の息切れ、疲労感、発熱などが続く

軽く磨いて出血した場合は歯周病の可能性があります。
歯周病菌を減らすことはできますが、完全になくすことはできません。



■歯垢(しこう)

歯垢(しこう)とは、食べ物の残りカスに付着した細菌の塊をいいます。
歯と歯茎の間の歯周ポケットに溜まり、粘着質のためうがい程度では取れません。
歯周ポケットに溜まっている歯垢を取り除くための正しい歯磨きが必要になります。

■歯周病予防のための正しい歯磨きの仕方

歯ブラシは鉛筆と同じようにつまむように持ちます。
歯と歯茎の間に45度の角度で当て、小刻みに動かして歯周ポケットに溜まっている歯垢を取り除きます。
歯ブラシを動かす幅は5〜10mmくらいで、1〜2本ずつ丁寧に磨きます。
時間の目安は約3分ほどになります。

■歯磨きは起床後と就寝前が良い

歯垢が溜まるのは唾液が出ていない夜寝ている間なので、歯磨きをするタイミングは起床後と就寝前が良いと考えられています。
最も効果的なのが唾液の効力を生かすことです。
唾液自体に歯周病菌を流す自浄作用や殺菌作用があります。
唾液には優れた作用が備わっています。

■口臭

口が原因の口臭は食後や飲み物を飲んだ後に臭いが消えますが、病気が原因の口臭は常に臭いがします。
さらに口だけではなく鼻からも臭いがしたりします。

■病気の種類による臭いの違い

・肺がん・胃がん:肉の腐敗臭
・肝炎・肝硬変:アンモニア臭
・腎臓の不調:魚の腐敗臭
・糖尿病:果物の腐敗臭

がんの部分で組織が壊死してしまうので、その臭いが静脈の中に入って呼気として肺に移って出てきます。

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