血液検査でも分かる尿酸値が7mg/dLを超えると痛風を起こしやすいため注意が必要になります。
尿酸値が7mg/dLを超えると高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)と診断されます。
高尿酸血症の状態になると腎臓病・痛風・尿路結石・動脈硬化などの様々な病気も起こりやすくなります。
痛風・高尿酸血症の予防のため生活習慣の改善や適度な運動が大切になります。




■痛風(つうふう)について

痛風(つうふう)とは、尿酸の結晶を白血球が攻撃して炎症や痛みが起こる病気です。
体内で作られたり、食べ物の中に含まれているプリン体という物質が肝臓で分解されると、尿酸という老廃物ができます。
この尿酸が痛風の原因となります。
尿酸は血液から腎臓にいき処理されて尿として体の外へ排出されます。
この尿酸が体内で作られ過ぎたり、尿でうまく排泄できなくなったりすると、血液中に増えていきます。
増え過ぎた尿酸は血液に溶けにくくなり、尿酸の塊である結晶が出来て関節などに溜まっていきます。
この尿酸の結晶が何かの拍子に剥がれると白血球が異物とみなして攻撃します。
その結果、炎症が起こり足の親指などの関節に腫れや痛みが起こります。
炎症を何度も繰り返すと痛風結節により患部の変形が起こったりします。
足の親指・手の指などの関節部分は、血流が乏しく温度が低いために尿酸が溜まりやすいと考えられています。

■痛風の危険度チェック

・男性
・30歳以上
・肥満
・外食やコンビニ食が多い
・食事の時間が不規則
・アルコールをよく飲む
・ジュースや清涼飲料水をよく飲む
・甘い物が好き
・ストレスが多い
・家族に痛風になった人がいる

当てはまる数が多いひど痛風を発症する危険が高いです。

痛風患者の約95%が男性で、女性に少ないのは女性ホルモンが尿酸の排泄を促す働きがあるためだと考えられています。
尿酸値を上げやすい食生活で高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)の状態が続くと痛風を起こしやすくなります。
痛風は遺伝的要因+同じような食生活で起こりやすくなると考えられています。

痛風の発作は1〜2週間ほどで自然に治まることが多いです。
痛風は尿酸が高い状態を治さないかぎり何回も発作を繰り返しやすいといわれています。

■高尿酸血症

痛風のサインとなるのが尿酸値で、血液検査で調べることが出来ます。
尿酸値が7mg/dLを超えると痛風を起こしやすいため高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)と診断され治療が必要とされます。
痛風・高尿酸血症の人は複数の生活習慣病を持っていることが多いといわれています。



■高尿酸血症により起こる病気

・腎臓病
・痛風
・尿路結石
・動脈硬化

●腎臓病
尿酸は腎臓から外に出ていきますが、腎臓に尿酸が溜まってくると腎臓の機能が低下していきます。
腎臓病を放置すると血液透析治療が必要になる場合もあります。
腎臓病は進行するまで自覚症状がないため注意が必要といわれています。

●尿路結石
高尿酸血症の状態になると尿に尿酸がたくさん出てきて結石が出来やすくなってしまいます。
尿管などに結石が出来ると尿をたくさん出そうとして腎臓が腫れてきたりして強い痛みが起こったりします。

●動脈硬化
血液中に溶けている尿酸が高いと血管を傷つけて動脈硬化が進行すると考えられています。
動脈硬化が進行すると狭心症や心筋梗塞を発症しやすくなってしまいます。

■無症候性高尿酸血症

無症候性高尿酸血症とは、高尿酸血症があっても痛風を起こしていない状態をいいます。
無症候性高尿酸血症は900万人ほどいる推定されています。
気付いたら腎臓が悪くなっていたという危険性があるとされています。

■痛風・高尿酸血症の治療法

痛風を起こした人は関節の炎症を抑える非ストロイド性消炎鎮痛薬を痛みがなくなるまで服用します。
腎臓病があり非ストロイド性消炎鎮痛薬を服用できない場合は副腎皮質ストロイド薬を使うことがあります。
痛みが治まったら尿酸値を下げる薬を使い始めます。

痛風を起こしたことがなくても尿酸値が8〜9mg/dL以上と高い人、長期間高尿酸血症が続いたために腎機能が低下した人、尿路結石を起こした人は尿酸値を下げる薬を使う場合があります。

薬を飲んでいても生活習慣の改善が基本になります。
食生活・飲酒の制限、適度な運動が大切になります。

■痛風・高尿酸血症の治療のポイント!フェブキソスタットによる痛風の治療

■高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)と痛風(つうふう)!プリン体

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