夏場に糖を多く含む飲み物を飲むと高血糖になる危険が増し、飲み過ぎると熱中症の原因になる危険性もあります。
脂質も摂り過ぎると内臓脂肪が増えて高血糖になる危険が増してしまいます。
つまみ食いも血糖値がどんどん上がっていき高血糖になる危険が増していきます。
トマトに含まれるリコピンには血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
赤味噌に含まれるメラノイジンには高血糖の予防効果が期待できます。




■高血糖について

高血糖とは血液中の糖の濃度が高くなることをいいます。
その数値は血糖値で表され、110mg/dL以上だと高血糖、126mg/dL以上だと糖尿病と診断されます。

■高血糖による体重減少、疲労感

糖はインスリンによって筋肉などに運ばれエネルギーとして使われます。
しかし高血糖の状態が続くとインスリンは休みなく働き続けるため徐々にその動きが鈍くなります。
そのため糖が運ばれなくなり体はエネルギー不足になり、筋肉が衰えて体重の減少が起こったり、疲労感を感じたりします。

■高血糖が熱中症の原因になる

熱中症とは身体に熱がこもることで起こる頭痛やめまいなどの体調不良をいいます。
最悪の場合は死に至ることもあります。
熱中症は気温や湿度の高い場所で起こるといわれていますが、夏の熱中症の原因は高血糖にもあると考えられています。
喉の渇きを潤すためにビールやジュースを飲み過ぎると高血糖になる危険性があります。

ビールやジュースなどの飲み物にもたくさんの糖が含まれています。
そのため喉が渇いたからと飲み過ぎると知らず知らずのうちに高血糖を引き起こしてしまう危険性があります。
ビール(430ml)には角砂糖約3個分の糖が含まれ、炭酸飲料(500ml)には角砂糖約18個分の糖が含まれ、スポーツドリンク(500ml)には角砂糖約8個分の糖が含まれています。

高血糖が続くと常に身体が脱水症状を起こしてしまうと考えられています。
血液中の糖の濃度が高くなると、それを下げようとして血液中に水分が送られます。
この状態が続くと常に身体の水分を血中に送り続けるため、身体が脱水状態になってしまいます。
身体の温度調整が上手く出来なくなり熱中症になってしまいます。
つまりビールやジュースなど糖の入った飲み物での水分補給は、脱水を加速させて熱中症のリスクを高めることになってしまいます。

■ペットボトル症候群

清涼飲料水や炭酸飲料を日常的に飲み過ぎることで起こる高血糖のことをいいます。
10代や20代でも糖尿病(2型)を発症する人もいます。



■トマトのリコピンで高血糖予防

トマトに豊富に含まれるリコピンには血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
リコピンとはトマトに含まれる色素成分で、血糖値の上昇を抑えるインスリンの働きを促進する効果が期待できます。
ある研究ではトマトジュースを飲んで血糖値が緩やかになったという結果もあります。
トマトには高血糖予防と熱中症予防の効果が期待できます。

リコピンは熱に弱いので、料理で煮込んで使うと多く摂ることができます。
ミネストローネ、ガスパッチョなどの料理で美味しく摂ることができます。

■脂質が高血糖の原因になる

肉に含まれる脂質も多く摂り過ぎると血糖値を高める原因になります。
通常は血液中に糖が増えるとインスリンが出て糖の濃度を調節します。
脂質を摂り過ぎると内臓脂肪が増加します。
すると内臓脂肪から分泌されるTNF-αがインスリンの働きを妨げてしまい高血糖を引き起こしてしまいます。
そのため肉を食べるなら脂身の少ない赤身を選ぶことが重要になってきます。

■加齢による女性ホルモンの減少が高血糖の原因になる

女性ホルモンは血糖値の上昇を抑える働きがあるため、加齢により女性ホルモンが減少することで高血糖になる可能性もあります。

■つまみ食いが高血糖の原因になる

食事の合間につまみ食いを多くと摂ると血糖値が下がり切る前に再び上昇してしまい、食べる度にどんどん血糖値が上がり続けてしまいます。
このとき体は高血糖を抑えようと膵臓からインスリンを大量に分泌させます。
そのため膵臓がだんだん疲弊していきインスリンが分泌されにくくなり、その働きも鈍くなってしまいます。
この状態が続くと糖尿病になってしまいます。
つまみ食いは200kcal以下に抑えることがポイントになります。
200kcalは、プリン1個、シュークリーム1個、大福1個、チョコレート10片、せんべい3枚に相当します。
つまみ食いで摂るよりは、食後のデザートとして摂ると良いそうです。
膵臓に負担をかけないためには、食事と食事の間は6時間以上あけないようにすると良いそうです。

■高血糖になりにくい食事の仕方

・食事と食事の間は6時間以上あけない
・おやつは200kcal以下
・甘い物は食事の一環として食べる

■赤味噌のメラノイジンで高血糖予防

味噌に含まれるメラノイジンには高血糖の予防効果が期待できます。
大豆に含まれている色素成分のメラノイジンは糖の吸収スピードを抑え、血糖の上昇を緩やかにする効果が期待できます。
メラノイジンは味噌の色が濃いほど多く含まれています。
特に赤味噌で有名な八丁味噌には多くのメラノイジンが含まれています。

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