口内炎は物理的な刺激によるものや菌によるものなど原因は様々あります。
原因によって適切な処置をする必要があります。
菌が原因の口内炎の場合は、放置すると炎症が広がってしまう場合もあります。
ひどい場合は味覚障害を起こす場合もあります。
さらには口内炎だと思っていても「がん」の場合もあります。
口内炎が2〜3週間以上も続くようなときは医療機関を受診して治療を受けましょう。




■口内炎

口の中に出来るもの全体を口内炎と呼んでいます。

■口内炎の原因

・物理的な刺激による口内炎
・カンジダ菌による口内炎
・アレルギーによる口内炎
・一般的な口内炎

タイプによって治療法が違うため、治療法を間違えると悪化する危険性もあります。

■物理的な刺激による口内炎

物理的な刺激による口内炎は、入れ歯や矯正装置などに口の中が当たって炎症を起こすものをいいます。
頬を噛んでしまったり、やけどをしたときに出来るものもあります。

■カンジダ菌による口内炎

カンジダ菌による口内炎は、元々体に住み着いているカンジダ菌という真菌が原因で起こります。
カンジダ菌は誰もが持っていますが、免疫の働きが低下したり、口が乾燥したりすると炎症を起こすことがあります。
場合によっては白く見えたり赤く見えたりします。
赤く見える方が危険で、ヒリヒリした灼熱間やピリピリした痛みが起こります。
粘膜の深い方まで炎症が進行すると、治療をしても痛みが残ったり味覚障害が起こったりします。

カンジダ菌による口内炎はステロイドを処方することは禁忌といわれていて、使用した場合は悪化してきます。
広い範囲に炎症が出て、2週間以上続くような場合はカンジダ菌による口内炎が疑われるので医療機関を受診しましょう。
カンジダ菌による口内炎は、真菌検査を行います。

■アレルギーによる口内炎

アレルギーによる口内炎は、入れ歯や歯のかぶせ物に使われる金属などにより起こります。

■一般的な口内炎

一般的な口内炎はストレスや栄養の偏りが原因で起こると考えられています。
しかし多くは原因不明で、外からの物理的な刺激がなくても起きるのが特徴となっています。



■口内炎の治療法

原因がはっきりしている口内炎の場合は、原因を除去するようにします。

●物理的な刺激による口内炎の治療法
物理的な刺激による口内炎は、入れ歯や矯正装置などの調整を行います。

●カンジダ菌による口内炎の治療法
カンジダ菌に効く抗真菌薬を処方します。

●アレルギーによる口内炎の治療法
入れ歯や歯のかぶせ物の金属によって起きることが多いので、金属を使用しないものへ変える処置を行います。

●原因が特定できない口内炎の治療法
痛みや炎症を和らげたり、患部をカバーする薬を使用します。

貼付剤や軟膏で傷口をカバーして刺激を避けます。
小さい口内炎の場合は貼付剤が便利です。
少し大きい場合や複数ある場合は軟膏が便利です。
噴霧剤は粉の薬を口の中に噴霧します。
トローチは口内炎が広い範囲に及んだりしたときに消炎剤の入ったものや殺菌剤の入ったものを使います。
原因が特定できる場合でも痛みや炎症が強い場合には処方する場合があります。
ただしカンジダ菌による口内炎にはステロイド入りの薬は使いません。

■口内炎の予防ポイント

矯正装置・詰め物・入れ歯などの刺激がある場合は調整することが必要になります。

カンジダ菌による口内炎の予防には、口腔のケアが大切になります。
特に入れ歯をしている場合には、入れ歯にカンジダ菌が増殖しやすいので入れ歯を清潔に保つことが重要になります。

■入れ歯のケア

入れ歯は寝るときに洗浄液につけておくことが大切です。
洗浄液以外に泡状になった洗浄剤を使うこともできます。
毎食後にブラシで汚れを落とすことが大切になります。
プラークを落とすように洗浄し、硬いブラシやゴシゴシ洗いは避けるようにしましょう。
流水で粘膜に接する部分を優しく洗うようにしましょう。

■口内炎とがんを見分けるポイント

●口腔がんの特徴
・自然に治癒しない
・赤と白が混在している
・硬くでこぼこしている

口腔がんは喫煙や飲酒などの刺激などが原因のひとつと考えられています。
粘膜が厚く白くなる白板症もがん化しやすいと考えられています。
舌のがんは筋肉に沿って広がりやすいといわれ、顎に浸潤してリンパ節に転移することがあります。

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