熟睡が増えるとデルタ波が出てストレスホルモンが減少し血糖値が下がる効果があります。
新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)で熟睡を増やせれば血糖値を下げることが期待されています。
8時間半の睡眠によりインスリンの分泌能がアップし、将来糖尿病になりにくくなるといわれています。
筋弛緩法(きんしかんほう)で寝つき・熟睡アップすることができます。
寝る前の寝酒や夜食は熟睡の質を下げるとされています。




■デルタ波について

デルタ波とは熟睡しているときに出る脳波のことをいい、血糖値を下げる効果があると考えられています。
デルタ波の血糖値を下げる効果をデルタパワーとも呼ばれています。

アルファ波:リラックスしているときに出る脳波
ベータ波:集中しているときに出る脳波
シータ波:瞑想しているときに出る脳波
デルタ波:熟睡しているときに出る脳波

■血糖値と熟睡の関係

血糖値が上がると交感神経が働き、興奮して熟睡できません。
熟睡できないと脳はストレスを感じてストレスホルモンを出します。
その結果、血糖値が上がってしまいます。
血糖値が高くなるとさらに交感神経が活発になり、熟睡できなくなってさらにストレスホルモが分泌されます。
このように熟睡できないと負の悪循環におちいってしまいます。

■睡眠薬で熟睡の質を上げ血糖値を改善

睡眠薬により熟睡の質が上がることでストレスホルモンが減少するともいわれています。
これにより血糖値が下がり、交感神経も下がり、熟睡の質がさらに上がるという好循環になります。

■新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)

これまでの睡眠薬は脳の活動全体を抑えて眠りを誘うタイプのものでしたが、新しい睡眠薬は脳が出す睡眠をコントロールするホルモンにだけ作用するため自然な深い眠りをもたらしてくれると期待されています。

■新しい睡眠薬は糖尿病の発症の予防にもつながる可能性がある

睡眠障害がある人は糖尿病の発症率が2倍に上がるといわれています。
血糖値が高い人は自分が熟睡できていないことに気づいていないことが多いといわれています。
気づくポイントは日中の眠気です。
1時間を越える昼寝をしたり、仕事にさしつかえる強い眠気を頻繁に感じる場合は熟睡が足りていない証拠です。
新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)は副作用の心配が少なくなっているため、糖尿病の患者さんもにも服用による改善が期待されています。
そのため睡眠薬の使用で糖尿病の発症の予防にも期待されています。



■寝酒は熟睡の質を下げる

寝酒は寝つきは良いですが、熟睡の質を極端に下げてしまいます。
寝酒は夜中に目が覚める中途覚醒につながってしまいます。

■睡眠時間とインスリンの分泌能

7時間半の睡眠では62.3ですが、8時間半の睡眠では73.0に上がるという研究データがあります。

インスリン分泌能とは、すい臓がインスリンを生み出す能力のことをいいます。
インスリンは血糖値を下げてくれるホルモンなので、インスリンの分泌能がアップすることは将来糖尿病になりにくくなるということになります。

■筋弛緩法(きんしかんほう)で寝つき・熟睡アップ

筋弛緩法(きんしかんほう)とは、体の緊張を解いてリラックスすることで心の緊張をほぐして寝つきを良くする方法です。
副交感神経が優位になり寝つきや睡眠の質が良くなる効果があります。
筋弛緩法(きんしかんほう)はリビングなど寝室以外で行うのがポイントです。
体がリラックスしてから寝室に入ると寝つき・熟睡がアップします

イスに浅めに腰掛けます。
手を握り脇を締めて、二の腕に力を入れます。
肩甲骨を寄せて肩を上げ、足を上げて前に伸ばします
全身に6〜7割の力を入れて5秒間キープし、ストーンと全身の力を抜きます。
20〜30秒間、筋肉がじわじわする感じを味わいます。
軽く目を閉じて2〜3回行います。

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