高血圧はほとんど症状がないため気づかないうちに脳卒中や心筋梗塞になる場合があります。
そのため自分の血圧を知っておくことが大切になります。
高血圧の人は元々血管に負担がかかっているので、冬場は寒さで血管が収縮してダメージを受けやすくなるので要注意です。
どのような行動が血圧が上がるのかを理解し、血圧を上げるような要因を重ねないことが大切になります。




■高血圧の基準値

家庭  上:135〜 下:85〜
診察室 上:140〜 下:90〜

診察室では緊張して血圧が上がりやすくなります。

■血圧について

血圧とは心臓から送り出される血液が血管の壁に与える圧力をいいます。

■高血圧が様々な病気の原因になる

高血圧で勢いよく血液が流れ続けると血管の壁が傷ついていきます。
そしてその傷を修復することで血管の壁が厚くなり動脈硬化が進行していきます。
動脈硬化が進行すると脳卒中や心筋梗塞などの様々な血管の病気を引き起こしてしまいます。

■温度差が冬の高血圧の原因

暖かいところから急に寒いところに行くと血圧が上がります。
そのまま血管が開きっぱなしだと熱が放散して身体が冷えてきます。
体温を逃がさないために血管が締まり血圧が上がります。

■外出時の高血圧の注意点

外出するときは30分くらい前から首にマフラーを巻いておくとよいそうです。
首にはセンサーがあり、首を温めると手足にある動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)が30分くらいで開き手足が温かくなります。
手足には動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)という動脈と静脈を繋ぐ場所があります。
首にはその血管を開くセンサーがあり、首を温めると動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)が作動して抹消の血管が開いて血圧が下がります。
帰宅した際にはまず暖房で室内を暖め、30分ほどしてからコートやマフラーなどの上着などを脱ぐとよいそうです。
外出するときは短時間でも上着を羽織り、靴下や靴を履いて足元まで防寒することが大切です。

■ストレスによる高血圧注意点

献立を考えるだけでもストレスになり血圧が上がります。
メニューは日頃から考えておいて困らないようにすると良いです。
夕食時は時間に追われるので血圧が上がりやすくなります。
少し時間的に余裕を持たせて作ると良いです。

■ゆっくり息を吐き深呼吸して血圧を下げる

ゆっくり息を吐き深呼吸すると静脈から心臓に戻る血液の量が減り血圧が下がりやすくなります。
会議や商談などで緊張するときは、息を大きく吐くことを意識した呼吸でリラックスすると良いです。

■アルコールを摂るときの高血圧注意点

アルコールは摂ってから1〜7時間までは血圧が下がりますが、翌朝の血圧が上がりやすくなります。
またアルコールと一緒に摂る物はしょっぱい物が多くなりやすく喉が渇きやすくなります。
つまみは塩気が少ないものにした方が良いです。

■入浴時の高血圧注意点

冬は高血圧による心肺停止発生件数が多くなる時期です。
脱衣所や浴室は暖めることが大切になります。
脱衣所にヒーターがない場合は、入浴前に湯船にシャワーをかけ戸を開けておき、蒸気を脱衣所戸にも充満させることで浴室と脱衣所も暖めることができます。
お風呂からあがる前にも戸を開けて暖かい蒸気を脱衣所に送り込んで暖めておくと良いです。



■就寝時の高血圧注意点

冬場は夜中のトイレにも注意が必要です。
排尿だけでも血圧は上がります。
布団で身体を温めている状態から寒いところに行くので血圧が上がりやすくなります。
急激な温度差によって心筋梗塞などの血管トラブルが起こりやすくなります。
トイレに行くときは手間を惜しまずスリッパを履いて上着を羽織るようにしましょう。
夜トイレの電気をつけっぱなしにしておくとトイレの中が暖かくなります。

■起床時の高血圧注意点

1日の中で最も血圧の変動が大きいのが朝です。
就寝中に下がった血圧が目覚めと共に急上昇します。
冬は身体が冷えて血管が収縮しているため、より血圧が上がりやすい状態になっています。
起床後1時間は心筋梗塞の発生率が最も高くなる時間帯なので要注意です。
目覚めてもすぐには布団から出ないで、横になったまま2〜3分手足をゆらゆらと動かして血液循環を良くしてから起き上がりましょう。

■本態性項血圧(ほんたいせいこうけつあつ)について

本態性項血圧(ほんたいせいこうけつあつ)とは、原因がよくわかっていませんが高血圧の原因の9割を占めるといわれています。
遺伝・生活習慣(塩分の摂り過ぎ)・ストレス・運動不足・肥満・加齢などが関係していると考えられています。

■二次性高血圧

腎臓やホルモン異常などが原因

■脈圧(みゃくあつ)について

収縮期血圧は上の血圧で拡張来期血圧は下の血圧になりますが、この両者の血圧の差を脈圧(みゃくあつ)といいます。
脈圧(みゃくあつ)が60以上の場合は動脈硬化が進行している可能性があります。
血管が詰まって起こる脳梗塞や血管が破れて起こる脳出血につながる危険性があります。

■ツボ押しで高血圧改善

合谷(ごうこく)のツボ
手の親指と人差し指の間に合谷(ごうこく)のツボがあります。
少し痛みを感じる程度に強めに押すと上半身の血管が開き血圧が下がります。
1日3回、左右5分ずつ押します。
痛みで一時的に血圧が上がるので、15分くらい経ってから測ると血圧が下がっています。

■減塩で高血圧対策

血圧が上がる大きな要因が塩分の摂り過ぎなので、減塩を行うことが大切になります。