物忘れストップ物質BDNFで海馬のネットワークが復活し、海馬が肥大して記憶力を保つことができます。
物忘れストップ物質BDNFはウォーキングなどの有酸素運動で増やすことができ海馬が活性化させることができます。
10%BDNFが増加すれば海馬での神経細胞を大きくしたり増やすことができ認知機能の改善が期待できます。
ウォーキングなどの有酸素運動を続けることでBDNFが増えていきます。




■脳が萎縮しても記憶力は保てる

脳は加齢と共に縮んでいき、この脳の萎縮が物忘れの最大の原因と考えられています。
脳の神経細胞は加齢に伴い1日10万個が死滅していき、脳が極端に萎縮すると認知症のリスクが上がってしまいます。
しかし最近の研究では、脳が萎縮しても記憶力を衰えさせないことが可能だということが分かってきています。
年を重ねても若い頃と変わらない記憶力を保てる方法が分かってきています。

■海馬(かいば)が記憶力は保つポイント

海馬(かいば)は小指ほどの大きさで、膨大な情報を溜めたりコントロールする器官です。
脳の海馬(かいば)は対になるように右脳と左脳に1つずつあります。
脳に新しく入ってきた情報は海馬に一時的に保管され、大事な情報はその後に大脳皮質に保存されます。

脳の多くの神経細胞は加齢と共に死滅していき、脳全体を大きくすることは難しいですが、海馬では神経細胞を大きくしたり増やすことができます。

■BDNF(ビーディーエヌエフ)で海馬を活性化

BDNFとは脳由来神経栄養因子といい体内に存在するタンパク質の一種です。
BDNFは海馬の神経細胞を元気にするエサとなります。
BDNFの働きにより海馬を大きくすることができ、記憶力の改善や認知症の予防に役立つといわれています。
BDNFは若い人ほど分泌量が多く、高齢になるほど分泌量が少なくなります。

■運動で物忘れストップ物質BDNFを増やす

詳しいメカニズムは分かっていませんが、運動することによって脳内の海馬を始め色々な場所でBDNFが発現することが分かってきています。
さらにBDNFは脳の中で生み出されるだけではなくて、筋肉からもBDNFが産生されることが分かってきています。
筋肉で産生されたBDNFは血液に乗って脳内へ運ばれます。

■ウォーキングでBDNFを効果的に増やす

ウォーキングなどの有酸素運動を続けることで体中の筋肉からBDNFが作られ、BDNFが10%ほど増えるといわれています。
すると海馬は増加したBDNFによって次第に大きくなる可能性があると考えられています。
有酸素運動で10%BDNFが増加すれば認知機能の改善が期待できます。

有酸素運動を始めると筋肉で作られ増加したBDNFが血流と共に全身を巡り始めます。
するとそれを待ち構えていたかのように、今までBDNFが不足していた脳をはじめとする体中の細胞がいっせいにBDNFを使い始めます。
結果、血液中のBDNF量が一時的に減ってしまいます。
ただし一時的に下がっても長期的に運動を続けることで再び血液中のBDNFも上昇してきます。
1週間ほど続けるとBDNF量が上がってきます。
物忘れが気になる人は1年ぐらい継続すると効果的です。