熱中症は体温が上昇し頭痛・めまい・吐き気が起こる症状。脱水症は水分が失われ体温が上昇してしまう症状




■熱中症について

熱中症とは、体温が上昇して頭痛・めまい・吐き気が起こり、ひどくなると脳貧血で失神してしまう症状をいいます。
私達の体内では、運動や代謝によって常に熱が作られていますが、それと同時に異常な体温の上昇を抑えるシステムも備わっています。
暑いときは皮膚にある温度センサーが感知し、皮膚の表面の血管を拡張して体内の血液を集めて外気へ触れさせることで体温を放熱します。
さらに血液中の水分から汗を作り出し、それを蒸発させることで体を冷やします。
この状態が何らかの原因で壊れてしまうと熱中症になってしまいます。

■脱水症について

熱中症の原因で一番大きいのが脱水症です。
脱水症とは、体に必要な水分が失われて汗を作れない状態になり、体温が著しく上昇してしまう症状をいいます。
脱水は屋外だけではなく屋内でも起こることが多いです。
気密性が高く風通しも悪いマンションの場合、室内が高温多湿になりやすくなります。
高温多湿の環境では汗が蒸発しないため、いくら汗をかいても体温を下げることができずどんどん体の水分が奪われていきます。

■高齢者は熱中症に要注意

高齢者は元々水分量が少なく、喉の渇きに鈍感になってしまいます。
そのため水分補給を怠って脱水症になってしまうことが多いです。
熱中症で死亡した人の約8割が70歳以上の高齢者となっています。
脱水症は進行するまで自覚症状が出にくいため、命に危険が伴うまで気が付かないことが多いです。
そのため脱水症の予防が必要になります。

■屋内での熱中症対策

・エアコンを活用する
・カーテンやすだれで直射日光を遮る
・お風呂・トイレ・キッチンではこまめに換気する

■脱水症の自覚症状

・微熱が続く
・口の中が渇く
・皮膚に張りがない
・尿がいつもより濃い
・手の甲をつまみ上げた後に戻らない



■正しい水分補給の仕方

1時間にコップ半分程度の水分補給をする。
熱中症対策には、就寝前と起床時の水分補給が大切になります。

■血栓症(けっせんしょう)と熱中症

血栓とは血管の傷などにタンパク質やコレステロールが溜まった塊のことをいいます。
この血栓が剥がれて血管の中を流れ、脳の細い血管で詰まってしまうと脳梗塞を起こします。
脱水症によって血液がドロドロになると血栓ができやすくなってしまいます。
血栓症と熱中症は症状が似ているため、間違った処置をしてしまうと命を落としてしまう危険性があります。
熱中症の場合は体を冷やしたり水分をとるなどの処置をしますが、脳梗塞の場合は血栓を溶かす治療を行います。

■血栓症になりやすくなる要因

喫煙、高血圧、糖尿病、生活習慣病、高脂血症
動脈硬化により血管が脆くなっているので血栓ができやすくなってしまいます。

■ミネラル入り麦茶で熱中症予防

脱水症は水分だけでなく塩分を含むミネラルが大量に失われる病気です。
予防するにはバランス良くミネラルも摂ることが大切になります。
ミネラル入り麦茶は体を冷やす働きもあり、また血栓症を予防する血液サラサラ効果もあります。

■ココア・赤ワインで血栓症予防

ココアや赤ワインに含まれるポリフェノールには血が固まるのを防ぎ、血管の損傷を食い止めて血管を柔らかくする効果があります。

■納豆で血栓症予防

納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かす効果があります。

■青魚で血栓症予防

青魚の脂肪酸のDHAやEPAが血栓症の発症リスクを下げる効果があります。

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