帯状疱疹は発疹が出る前に皮膚に電気が走るような痛みが起こる。
帯状疱疹は異変に気付き一刻も早く治療を開始することが重要。




■帯状疱疹

帯状疱疹(たいじょうほうしん)を起こす原因は、子供の頃にかかった水ぼうそうを起こすウイルスと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスです。
水ぼうそうにかかった人のほぼ全員が帯状疱疹の原因ウイルスを持っているため、いつ帯状疱疹にかかってもおかしくない状態にあります。
帯状疱疹の特徴は、体の片方に帯状に発疹(ほっしん)が出ることです。

■帯状疱疹は一刻も早く治療を開始することが大切

帯状疱疹の治療には抗ウイルス薬を使います。
抗ウイルス薬はウイルスの増殖を止める薬で、発疹が出てから3日以内に使うと効果的とされています。
ただし3日以内に抗ウイルス薬を始めればよいということではなく、可能な限り一刻も早く抗ウイルス薬と痛みの治療を始めることが肝心とされています。

■帯状疱疹ウイルスは神経節に潜んでいる

神経節には神経細胞がたくさん集まっていて、たくさんの信号を脳に送ったりするために神経節に神経細胞が集中しています。
私達の身体では、水ぼうそうにかかると免疫が働きウイルスを退治します。
しかし免疫細胞に追いやられた帯状疱疹ウイルスは神経の中に入り込んで神経節の中に潜んでいきます。
DNAを神経細胞の中に残すというやり方で潜みます。

■加齢・病気・ストレスで免疫力が低下したときに復活する

神経節に潜んだ帯状疱疹ウイルスは、加齢・病気・ストレスで免疫力が低下するチャンスを狙っています。
その条件が揃うと帯状疱疹ウイルスは復活します。

■帯状疱疹ウイルスは発疹として現れる

帯状疱疹ウイルスが神経節から出てくるとき、神経の中を通って増殖しながら移動してきます。
そしてじわじわと皮膚の表面へと近づいていき、発疹として現れます。
そして神経に沿ってどんどん現れてきます。



■発疹として出やすい場所

・胸周り
  背中から胸の方へ回り込むように出てきます。
・お腹周り
  背中からお腹へ半周するように出てきます。
・頭の部分
  特に目の上や頭に出てきます。

■発疹が出る前に電気が走るような痛みが起こる

帯状疱疹が出る前に「チクチク、ピリピリ、ズキズキ」とした電気が走るような痛みが起こります。
帯状疱疹ウイルスが皮膚に出てくる前に、神経を通って出てくるために電気が走るような痛みや違和感が起こります。

■帯状疱疹を見分けるポイント

帯状疱疹を見分けるポイントとしては、まず皮膚の内側に痛みや違和感を感じたらそこを注意して観察します。
発疹が出たら帯状疱疹の可能性が高いです。
帯状疱疹は帯状疱疹ウイルスが増殖するとどんどん発疹が増えてきます。
1日目よりも2日目に発疹が増えたら帯状疱疹を疑った方がよいです。
前触れの痛みがない場合は、発疹と痛みが同時に起こる場合が多いです。

■水ぼうそうワクチンで帯状疱疹の予防

増殖力を弱めたウイルスを体の中に入れると免疫が出来るので、水ぼうそうにかからなくなります。
また帯状疱疹にもかからなくなると考えられています。
神経節に潜んでも復活する力が弱くなります。

対象は1歳児と2歳児で、回数は2回(3ヶ月以上あける)、費用は無料です。
ただし大人は自費で1万円前後かかります(2015年7月時点)。

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