歯周病の原因となるプラーク・歯垢は歯磨きで除去するのが基本。
歯周病・虫歯予防歯磨き法には、フォーンズ法、スクラッビング法、バス法があります。
唾液には抗菌作用、自浄作用、緩衝作用、創傷治癒作用といった働きがあります。




■歯周病治療の名医(2015年5月時点)

筑波大学附属病院 歯科口腔外科 教授
武川 寛樹(ぶかわ ひろき)先生
歯周病や顎関節症、口腔癌など口周りの病気を治療する口腔外科です。
医師であると同時に歯科医師の免許も持つダブルライセンスの医師です。

■歯を失う原因

・歯周病:41.8%
・虫歯:32.4%
・歯が折れる・割れる:11.4%
・その他:14.4%

歯を失ってしまう主な原因は歯周病と虫歯です。
特に歯周病は歯を失う原因の4割以上を占めています。

■デンタルプラーク・歯垢

歯周病の主な原因となるのはデンタルプラーク・歯垢です。
プラーク1mgの中には約10億個の細菌が住み着いているといわれています。
歯周病の原因となる細菌は歯茎の出血しているところなどから血管に入り、全身の様々な部分に悪影響を及ぼすことがあります。
細菌の研究では歯周病菌などが認知症にも何らかの影響を与えていると考えられています。
つまり口の中の健康状態がそのまま全身の健康状態を左右するともいわれています。

■2度磨きで歯周病・虫歯を予防

歯垢除去は歯磨きが基本になります。
歯垢は歯に付いてから24時間程度なら水だけの歯磨きでも落とせます。
そこでまずは水だけで歯磨して歯垢を落とします。
その後歯磨き粉をつけて歯の着色汚れを取ります。
歯磨き粉を最初から使ってしまうと清涼感で十分に磨けていると勘違いしてしまうため、磨けていないことが多いです。

■歯垢を落とす歯磨きの仕方

歯磨きのポイントは歯と歯茎の間をしっかり磨くことです。
歯磨きは1日最低2回、就寝前と朝食後行います。
理想を言えば毎食後と就寝前の1日4回になります。
就寝前の歯磨きは睡眠中の細菌の繁殖を抑え、直食後の歯磨きは1日の始まりに細菌の栄養となる食べカスを減らしすことになります。

●フォーンズ法(歯磨きの仕方)
歯を閉じた状態で表側を円を描くように上下同時に磨きます。
円を描くように磨くことで歯の表面の汚れを効果的に落とせます。

●スクラッビング法(歯磨きの仕方)
ブラシを歯に直角に当てて細かく振動させて磨きます。
表を磨いたら裏や噛み合わせ面も行います。
細かい動きで歯と歯の隙間を効果的に磨けます。

●バス法(歯磨きの仕方)
歯の付け根に約45度の角度でブラシを当て、細かく振動させて磨きます。
バス法は歯と歯茎の間にブラシが入り込み、奥に付いた歯垢をしっかり落とせます。



■腸内環境と口腔状態

腸内環境が良くなると口腔内の状態も良くなるといわれています。
腸内細菌層が良くなって乳酸菌が増えてくると口腔内の善玉菌や乳酸菌も増えてくるので、口腔内のバランスが良くなって歯周病を予防することができます。
口だけではなくお腹の状態を良くすることも口腔内のためには必要です。

■唾液の健康効果

・抗菌作用
・自浄作用
・緩衝作用
・創傷治癒作用

唾液には細菌の増加を抑える抗菌作用、口の中の汚れを取る自浄作用、虫歯になりやすい酸性の環境になるのを防ぐ緩衝作用(しょうかんさよう)、傷を治す創傷治癒作用といった働きがあります。
唾液をたくさん出すように心掛ければ、口の中の健康を保つ事につながります。
噛む動きをすると、安静時に比べて唾液が5〜10倍多く分泌されます。

■唾液を多く分泌させる体操

イスに座ってリラックスします。
「いないいなばあ」をしながら口をブクブクします(約8秒)
両手を腰に当て、口をすぼめて突き出します(約8秒)
舌で左右の頬の内側を強く押します(約8秒)
口を大きく開けながら両手と片足を突き出します(約8秒)

■唾液を多く出すポイント

・噛みごたえのある食材を選ぶ
・切り方を買える
 大きく切る、繊維に沿って切る
・素材を組み合わせる
 生野菜を一緒に摂る

■噛むことで得られる健康効果

・肥満予防
・味覚の発達
・言葉の発音をハッキリさせる
・脳の発達
・歯の病気防止
・癌予防
・胃腸の働きを促進
・全身の体力向上

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