円形脱毛症は自己免疫疾患の一つで、免疫を司るTリンパ球が毛根を異物とみなして攻撃し炎症が起こり発症するといわれています。
円形脱毛症はなりやすい体質にストレスなどきっかけが合わさり起こるいわれています。
抗アレルギー薬やステロイドの塗り薬。ステロイドの局所注射。ステロイドの飲み薬。ステロイドのパルス療法。局所免疫療法。PUVA療法。




■円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)

円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)は、ある日突然髪の毛が抜けてしまう病気です。
自然に治ることもありますが、脱毛が止まらなかったり、範囲が広がったり、何度も繰り返す場合は治療が必要になります。

円形脱毛症は自己免疫疾患の一つと考えられています。
免疫を司っているTリンパ球が毛根を異物とみなして攻撃し、それによって毛根の周りに炎症が起こり毛が抜けたり切れたりして発症します。

■円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因としては、体質ときっかけが考えられます。
円形脱毛症になりやすい体質にストレスなどの様々なきっかけが合わさることで自己免疫反応が起こり、その結果髪の毛が抜けるということがおこります。
家族に円形脱毛症の人がいると発症率が上がるといわれています。

●円形脱毛症になりやすい体質
・アトピー性皮膚炎
・花粉症
・ぜんそく
・膠原病
・橋本病
・遺伝的要素

●円形脱毛症のきっかけ
・ストレス
・疲労
・高熱を起こすようなウイルス感染
・原因不明

■円形脱毛症の治療法

・自然治癒を待つ
・薬物療法
・物理化学療法

円形脱毛症の治療は、円形脱毛症の進行期と固定期の状態により治療法が変わってきます。
円形脱毛症の進行期とは、毛根の周りに異常なTリンパ球が集まってきて、炎症を起こして毛が抜けている状態をいいます。
時間が経過していくと炎症が減ってきて症状もあまり変わらなくなり固定期に入ります。



●円形脱毛症の薬物療法
・抗アレルギー薬やステロイドの塗り薬
  軽症の進行期・固定期、重症の進行期・固定期
・ステロイドの局所注射
  軽症の固定期
・ステロイドの飲み薬
  重症の進行期・固定期
・ステロイドのパルス療法
  重症の進行期

●ステロイドの局所注射(薬物療法)
月に1回ほど脱毛している場所にステロイドを注射します。
約8割の人が治っています。

●ステロイドのパルス療法(薬物療法)
入院して短期間にわたり大量のステロイドを点滴で入れます。
円形脱毛症を発症してから6ヶ月以内の人に対して効果があるといわれています。
副作用としては、不眠、動悸、頭痛、微熱などがあります。

●局所免疫療法(物理化学療法)
軽いかぶれを起こして自己免疫反応を抑えます。
脱毛している部位に薬を塗っていきます。
副作用としては、皮膚炎、リンパ節の腫れ、発疹などがあります。

●PUVA療法(物理化学療法)
ソラレンという物質を飲んだり付けたりすることで紫外線に敏感な状態にします。
紫外線を当てることで直接的に毛根の自己免疫反応を抑えます。
副作用としは、軽度のかゆみ、日焼けのような赤みなどがあります。

■円形脱毛症の日常生活での注意点

・鉄分や亜鉛を含む食材を摂る
・シャンプー
・規則正しい生活
・疲れを残さない

鉄分や亜鉛が少なくなると髪の毛の伸びが弱くなることがあります。
円形脱毛症の人の髪の毛は切れやすいので、髪の毛をしっとりさせるようなシャンプーが良いとされています。

■円形脱毛症治療の名医(2015年2月時点)

浜松医科大学 皮膚科学講座
伊藤 泰介(いとう たいすけ)先生
皮膚科で、特に円形脱毛症を含めた毛髪疾患の診断と治療のエキスパートです。

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