しゃっくりは延髄の興奮が原因で起こります。
しゃっくりを止める方法、両耳に指を入れて30秒間強く押します。
周期性四肢運動障害(しゃっくり脚症候群)は、鉄の補給やドーパミン受容体作動薬で治療します。
周期性四肢運動障害(しゅうきせいししうんどうしょうがい)しゃっくり脚症候群は寝ている間に脚がビクンと動いてしまう症状をいいます。




■しゃっくりのメカニズム

呼吸をしているとき、肺の周りの筋肉や横隔膜などの筋肉が肺を膨らませたり萎ませたりして呼吸をしています。
実は私達がしゃっくりをしているとき、横隔膜がケイレンすると同時に声帯の閉鎖が起きています。
呼吸や嚥下(えんげ)などを司っているのが延髄(えんずい)ですが、のどの奥には延髄とつながるスイッチがあります。
何かがこのスイッチを押してしまうと刺激によって延髄が興奮してしまい、しゃっくりが起こります。
しゃっくりは肺に水を入れないようにもともと持っている反射機能だといわれています。

■脳がしゃっくりを抑えている

延髄は興奮しやすいですが、脳が延髄の興奮を抑えています。
しかしストレスやアルコールの飲み過ぎなどが原因で脳の働きが低下すると、延髄が興奮してしまいしゃっくりが出やすくなってしまいます。
また脳出血が原因でしゃっくりが出続ける場合もあります。

■しゃっくりを止める方法

耳を塞ぐように指を入れて30秒間強く押します。

延髄と耳の間にも神経が通っています。

脳のかわりに耳を刺激して延髄の興奮を抑えることができます。

病気が原因のしゃっくりを除けば、70%の確率でしゃっくりが止まる効果があります。

呼吸器や循環器の病気のある人は行わないようにしましょう。

1週間以上続くしゃっくりは、病気が隠れている可能性があります。



■しゃっくり治療の名医(2015年2月時点)

土浦協同病院 吃逆外来(きつぎゃくがいらい)
近藤 司 先生

■周期性四肢運動障害・しゃっくり脚症候群

周期性四肢運動障害(しゅうきせいししうんどうしょうがい)は別名しゃっくり脚症候群とも呼ばれ、寝ている間に脚がビクンと動いてしまう症状をいいます。
しゃっくり脚症候群は不眠の原因ともなっています。

脊髄(せきずい)は脳と直接つながっていて腰のあたりまで伸びています。
この脊髄の興奮がしゃっくり脚症候群の原因になっています。

■フェリチン不足がしゃっくり脚症候群の原因

フェリチンは水溶性のタンパク質で出来ていて、体に大切な鉄分を溜めてくれています。
フェリチンの中の鉄は肌荒れを治したり、免疫細胞を増やして体の様々な細胞に働きかけて活発にしてくれます。
フェリチンで脳に鉄が十分に供給されると、ドーパミンという脳の神経伝達物質が増えます。
すると脳の働きが良くなり脊髄の興奮を抑え、しゃっくり脚症候群が良くなります。

■しゃっくり脚症候群の治療

・鉄の補給
 効果が出るのに2~3ヶ月ほどかかります。

・ドーパミン受容体作動薬
  直接脳のドーパミンの機能を高めます。

●しゃっくり脚症候群チェック
20分~1時間ほど、脚を伸ばしてリラックスして座ります。

この間に脚がビクンと動くようだと、しゃっくり脚症候群の可能性があります。

寝ているときに20~60秒間隔で4回以上足が動く場合、しゃっくり脚症候群の可能性があります。

寝ているときは周りの人がチェックします。