間違った対処法で身体を温めていると冷え症が悪化する場合があります。入浴は入り方を間違えると自律神経を悪化させてしまいます。
自律神経を悪化させると血流が悪くなり、冷え症を悪化させることにつながってしまいます。
冷え症改善入浴のポイント、お湯の温度は39~40℃、入浴時間は全身浴1:半身浴2の割合。
冷え症改善効果のある温泉地、兵庫県の有馬温泉、青森県の黄金崎不老不死温泉、静岡県の浜名湖かんざんじ温泉、石川県の和倉温泉、和歌山県の白浜温泉。




■自律神経と体温の関係

私達の身体は血管を拡張させたり収縮させたりすることで血流を変化させ、体温の調節をおこなっています。
血管の拡張と収縮を司っているのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は緊張やストレスなどで働く神経です。
交感神経が優位になると血管が収縮し、血液を押し出して脳や肺など重要な臓器に血液を送りますが、末端の血流が減ってしまいます。
副交感神はリラックスしたときに働く神経です。
副交感神経が優位になると血管が拡張し、血液が手足の末端まで血液が流れるようになります。

■熱いお風呂への入浴・長時間の入浴が冷え症が悪化させる

自律神経は熱いお風呂に長い時間浸かっていると交感神経が優位な状態になり、血管を収縮させて末端の血流が悪くなります。
その結果冷え症を悪化させてしまいます。
さらに熱いお風呂や長い時間お風呂に入っていると、その間自律神経が乱れてしまいます。
いったん乱れた自律神経はなかなか元に戻りません。
外に出ても自律神経の乱れが続くという現象が起こります。
お風呂から上がった後もなかなか元に戻らず、次第に慢性的な乱れから冷え症はさらに悪化していきます。

■冷え症の原因

冷え症の原因は血流不足にあります。
私達の身体には体温と同じ37℃前後の血液が全身に流れています。
手足などの末端の流れが悪くなると、温かい血液が行かず冷えてしまいます。
間違った入浴による自律神経の乱れで血流不足が起こり、冷え症が起きてしまいます。
冷え症対策を行って身体を温めても、自律神経が乱れていると血流不足のままで冷え症は改善されません。

■自律神経を乱す原因

・熱過ぎるお風呂への入浴
・長過ぎる熱いお風呂への入浴

冷え症改善のためには、自律神経を整える入浴の仕方が大切になります。



■冷え症改善入浴法

●お湯の温度は39~40℃(冷え症改善入浴法)
39~40℃でもしっかり入浴すると汗をかくほど温まります。
42~43℃の高温で入浴すると、湯船の中と外の温度差に身体が対応できなくなります。
熱いお風呂に入浴すると自律神経の乱れで入浴後冷えやすくなってしまいます。

●入浴時間は全身浴1:半身浴2の割合
全身浴と半身浴の両方を行うのが冷え症改善に効果的です。
全身浴5分半身浴10分の割合で、15分以内の入浴が良いです。
ただし、熱いのに無理をして15分入っているのは冷え症を悪化させてしまいます。
心地よく感じる入浴時間で入るのが冷え症改善に大切になります。

初めにかけ湯で身体を温度に慣らし、その後首まで浸かります。
首には自律神経のセンサーがあるので、首まで温めると良いそうです。
その後、半身浴をして外に出る準備をします。
全身浴から急に外に出ると自律神経が乱れやすくなります。

■冷え症改善には塩化物泉の温泉が効果的

塩分を多く含む塩化物泉に入ると身体に熱が伝わりやすいためすぐに温まります。
塩分濃度が高いほど身体が温まり、冷え症改善に効果が期待できます。

●冷え症改善効果のある温泉地
・兵庫県の有馬温泉
・青森県の黄金崎不老不死温泉
・静岡県の浜名湖かんざんじ温泉
・石川県の和倉温泉
・和歌山県の白浜温泉

■冷え症治療の名医(2015年1月時点)

順天堂大学医学部 教授
小林 弘幸(こばやし ひろゆき)先生

■冷え症解消ストレッチ!下半身型・四肢末端型・内臓型冷え性、閉塞性動脈硬化症

■冷え症解消法!手足の運動、その場足踏み運動、腹筋・背筋の筋トレで冷え症を解消

■冷え症改善!四肢末端型冷え性、下半身型冷え性、内臓型冷え性

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