糖尿病は脳卒中や心筋梗塞、癌の発症要因にもなります。
H25年では糖尿病で死亡した人は世界で510万人にもなります。
糖尿病は空腹時血糖値が126以上、ヘモグロビンA1cが6.5以上で診断されます。
糖尿病の教育入院では糖尿病との付き合い方を学びます。




■糖尿病について

食事をすると血液中の糖の濃度の血糖値が上がります。
その糖の原料は糖質と呼ばれるものです。
ご飯やパンなどの主食、芋類、果物、砂糖、ハチミツなどに多く含まれています。
しかし体内に取り込まれた糖を上手く利用できないと、血液中の糖が多くなり高血糖状態になります。
高血糖状態が続くと血管の内側が傷付けられ、動脈硬化を引き起こします。
すると最終的には血管が詰まり、心筋梗塞などによって死に至る場合もあります。

■糖尿病の教育入院

自覚症状のない糖尿病との付き合い方を学ぶのが糖尿病の教育入院です。
全国で約300の施設で糖尿病の教育入院が行われています。
食事と運動を入院中に体感し、帰宅後に上手く治療ができるようにパターンを作るのが目的の入院です。

■糖尿病の診断

糖尿病は一般的に、空腹時の血糖値と過去い~2ヶ月の血糖値の平均が測定できるヘモグロビンA1cという値から判定します。
糖尿病と診断されるボーダーラインは、空腹時血糖値が126以上、ヘモグロビンA1cが6.5以上となっています。

■糖尿病と肥満

インスリンとは膵臓から分泌されるホルモンのことをいいます。
細胞にあるカギを開けて、糖を臓器や筋肉などに取り込む働きをしています。
しかし肥満により肝臓などに脂肪が溜まると、インスリンの効きを悪くする物質が分泌されて血糖値が下がりにくくなります。
肥満は糖尿病の危険性を高くしてしまいます。

■糖尿病の合併症

・糖尿病性網膜症
・糖尿病性腎症
・糖尿病性神経障害

糖尿病で恐いのが合併症です。
糖尿病とは全身の血管病ということになります。
目の網膜の血管に障害が出ると、失明の恐れのある糖尿病性網膜症になります。
腎臓に障害が出ると、腎不全などの糖尿病性腎症になります。
神経や末端の血管に障害が起こると、感覚麻痺やしびれ、壊疽(えそ)などを引き起こします。
さらに血糖値と歯周病にも関係が深いため、マウスケアやフットケアが大切になります。



■糖尿病の食事のポイント

・自分の茶碗で食事の適量を身に付ける
・ゆっくり、良く噛んで、味わって食べる
・糖質だけではなく、タンパク質や脂質などバランスが大切
・塩分量はなるべく控えめにする
・野菜は1日350g以上摂るようにする
・野菜から食べて血糖値の上昇を緩やかにする

目安となる野菜の量は、生野菜なら両手1杯程度で、加熱した野菜なら片手1杯程度になります。

■糖尿病の運動療法

運動は糖をエネルギーとして筋肉を動かすため、血液中にあふれた糖を消費することができます。
つまり筋肉を動かすと血糖値を下げることができます。
ウォーキングなどの有酸素運動で糖を消費し、筋トレなどの適度な無酸素運動で筋肉を大きくします。
この有酸素運動と無酸素運動を続けることで、血糖値が下がりやすい身体に変わります。
また食後1~2時間の間に運動をすると、上昇中の血糖値を下げることができます。

日本人の糖尿病の95%が2型糖尿病で、生活習慣に問題がある人が多いです。
2型糖尿病は、初期であれば食事や運動などの生活習慣を見直すことで改善できます。
ただしヘモグロビンA1cが8%以上だと薬での治療を検討し始めることになります。

■食後高血糖

食後高血糖とは、インスリンの分泌や効きが悪く、食後数時間が経っても血糖値が下がらない状態のことをいいます。

■糖質制限

糖尿病の治療のひとつとして考えられ始めています。
ただしタンパク質や脂質を好きなだけ摂ってしまうと、体重増加や動脈硬化を引き起こす可能性があるので要注意です。

■糖尿病と飲酒

160kcal程度であれば飲んで良い場合があります。
血糖値が安定している人は、飲酒の許可が出る場合があります。

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