加齢に応じて何らかの身体の不調は出てくるものですが、一見関係がなさそうに見える不調の中に血圧を上げる原因となっている病気が隠れていることがあります。
高血圧には加齢や生活習慣などが原因で起こる高血圧と、内臓疾患などの何らかの病気が原因となって起こる高血圧があります。
レビー小体型認知症を発症すると自律神経にレビー小体が沈着して異常をきたし、血圧のコントロールが上手くできなくなって高血圧を引き起こすことがあります。




■高血圧について

何らかの原因で血管にかかる圧力が上昇して高血圧の状態になると、血管の壁が傷つけられるなどの老化を進める大きな要因となります。
高血圧は別名サイレントキラーとも呼ばれ、静かに進行していきます。
気付いた時には手遅れになっていることもあります。
高血圧は心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気の原因にもなります。

■高血圧の2つのタイプ

高血圧には、内臓疾患などの何らかの病気が原因となっているものと、加齢や生活習慣などから血管のしなやかさが失われて起こるものの2つのタイプがあります。
圧倒的に多いのは、加齢や生活習慣などが原因となっている高血圧です。
塩分の多い食事や肥満などが原因となっています。

■レビー小体型認知症(レビーしょうたいがたにんちしょう)について

レビー小体型認知症(レビーしょうたいがたにんちしょうとは、アルツハイマー型認知症についで日本人に多い認知症のタイプです。
レビー小体型認知症の推定患者数は約90万人で、主に65歳以上に多く発症しています。
詳しいメカニズムは分かっていませんが、何らかの原因でレビー小体と呼ばれるタンパク質のかたまりが体内で作り出され、脳に沈着していくことで認知症の症状を引き起こすと考えられています。

●レビー小体型認知症にみられる症状
・字が汚くなる
 体を動かす機能を司る中脳にレビー小体が沈着し手足の動きが悪くなります。
 そのため字が汚くなるなどの症状が現れることが多くあります。

・悪夢や幻覚をよくみる
 悪夢や幻覚はレビー小体型認知症の典型的な症状の一つです。

■レビー小体型認知症による高血圧

レビー小体型認知症を発症すると、脳だけでなく自律神経にもレビー小体が沈着することで、認知症状よりも前に全身に様々な症状が現れることが多くあります。
ふだん血圧をコントロールしている自律神経が異常をきたすと、血圧の上げ下げが上手くコントロールできなくなることがあります。
すると本来血圧を下げるべき睡眠中に血圧が高くなってしまい、朝に高血圧が現れます。
さらに自律神経によってコントロールされている腸の働きも悪くなり、便秘などの症状が現れることもあります。



■睡眠中に血圧を上げる病気

・睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)
 睡眠時に息が止まることで血圧が高くなり高血圧の原因になります。

・心臓や腎臓の異常
 睡眠中の血液量の調節を行う心臓や腎臓の異常が高血圧の原因になります。

・自律神経の異常
 自律神経の異常により血圧のコントロールできなくなり高血圧の原因に。

■レビー小体型認知症の治療

レビー小体型認知症の治療としては、進行を抑える薬を使用します。

■高血圧の名医(2014年10月時点)

東京都健康長寿医療センター(東京都板橋区)
副院長・循環器内科
原田 和昌(はらだ かずまさ)先生
延べ5万人もの高血圧患者を治療してきた高血圧治療の名医です。

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