腎臓を健康に保つためには、腎臓に負担をかけない生活や定期的な検査が大切になります。




■腎臓について

腎臓(じんぞう)は腰より少し上の背中側についています。
1つの大きさは大人の握り拳1つ分ほどになります。
全身を巡って多くの老廃物を含んだ血液が腎臓に流れ込みます。
その老廃物を腎臓でろ過して、尿の中に排泄しています。
そして血液はきれいになってまた全身へと戻っていきます。

■腎臓の糸球体

腎臓にある糸球体(しきゅうたい)というろ過膜でろ過をし、さらに必要な栄養分や水分を再吸収して全身を元気に保つために重要な働きをしています。
1つの腎臓には100万の糸球体があり、2つで200万の糸球体があります。

■腎臓病の原因

慢性糸球体腎炎、腎硬化症、糖尿病性腎症といった病気から腎不全になっていく人が多いです。
さらに進行すると末期腎不全になり、透析や腎臓移植が必要になってしまいます。
慢性腎臓病はほとんどの人で症状がなく、放置する人が多くいます。

■慢性腎臓病の検査

・蛋白尿検査(腎臓の障害を検査)
 朝起きて最初の尿で行います。

・血清クレアチニン検査(腎臓の機能を検査)
 糸球体のろ過量(eGFR)を調べます。

糸球体のろ過膜が壊れることによって蛋白が出てくるようになってきます。
クレアチニンというのは尿毒症の物質で、正常だと動脈から糸球体でろ過され、腎臓の中で尿中に排泄されます。
しかし病気を発症すると十分にろ過されずに、静脈の方にクレアチニンが戻っていってしまいます。
慢性腎臓病は、蛋白尿や腎臓の機能低下のいずれか一方が3ヶ月以上続いたものをいいます。
検査は年1回、腎臓病のリスクがある人は3~6ヶ月に一度は監査をした方が良いです。



■慢性腎臓病になりやすい人

・高血圧
・糖尿病
・高尿酸血症
・メタボ・肥満
・コレステロールが高い
・喫煙
・家族歴

■腎不全の主な症状

・慢性腎不全:むくみ、貧血、血圧上昇
・末期腎不全:尿毒症、疲れ、吐き気、食欲不振、息切れ

■慢性腎臓病の治療法

●軽度の慢性腎臓病の治療法
・病気の治療
 高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など

・食事療法
 食塩の制限(1日3~6g未満)、適正エネルギー量を守る

・運動療法
 ウォーキングなどの有酸素運動
 医師と相談の上、適度な運動をすることは血圧や肥満のコントロールに良い。

・禁煙
 たばこを吸うだけで蛋白尿が増えてしまい、腎臓の働きが低下します。

●中等度~高度な慢性腎臓病の治療法
軽度の慢性腎臓病の治療法に加えて、タンパク質やカリウムの制限が必要になります。
貧血やむくみの症状に対する治療をすることもあります。

■慢性腎臓病(CKD)の名医(2014年9月時点)

筑波大学附属病院 教授 腎臓内科
山縣 邦弘(やまがた くにひろ)先生
日本を代表する腎臓内科医。
厚生労働科学研究費補助金腎疾患対策研究事業FROM-Jの研究代表者も務めています。

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