メタボなどが原因で隠れ脳梗塞を発症すると頻尿や尿漏れなどの尿トラブルを発症することがあります。
尿トラブルは、脳や神経の異常を知らせるサインでもあります。




■隠れ脳梗塞と尿トラブル

隠れ脳梗塞は、加齢や食生活の乱れなどによって脳の細い血管が詰まってしまう状態をいい、直接命に関わる病気ではありません。
60代以上の約4人に1人が隠れ脳梗塞を発症しているといわれています。
最近の研究では、隠れ脳梗塞の症状の一つに尿トラブルがあることが分かってきています。
健康な人の場合、膀胱に尿が溜まるとその信号が膀胱から脳へと伝えられます。
その結果、脳が感じるのが尿意です。
しかし近くにトイレがないなど排尿出来るタイミングではないと判断すると、脳は排尿にブレーキをかける信号を脳に送り返します。
この信号のおかげで私達はおしっこをこらえることが出来ます。
排尿ブレーキの信号を出しているのが脳の前頭葉です。
ところがこの前頭葉に小さな脳梗塞が生じると排尿ブレーキの信号が除々に弱まっていき、頻尿や尿漏れなどの尿トラブルが発生します。
脳や神経の異変によって起こる尿トラブルは、神経因性膀胱と呼ばれています。
つまり尿トラブルは、脳や神経の異常を知らせるサインでもあります。
隠れ脳梗塞のある人の約7割が夜間頻尿になり、さらに約4割の人が尿漏れを起こすといわれています。

■隠れ脳梗塞の主な原因

隠れ脳梗塞の主な原因はメタボリックシンドロームで、肥満、高血圧、糖尿病、動脈硬が関係していると考えられています。
中高年でメタボの人は隠れ脳梗塞に要注意です。

■隠れ脳梗塞の代表的な症状

・動作が鈍くなる
・歩くのが遅くなる
・食事や着替えに時間がかかる

本人は気付きにくいので、周囲の人にチェックしてもらうことが大切です。

■尿トラブルの名医(2014年8月時点)

獨協医科大学病院
排泄機能センター センター長
山西 友典(やまにし とものり)先生

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