ぜんそくは気道が火傷のようにただれて炎症を起こし、何らかの刺激やアレルゲンにより気道が狭くなることで息苦しさ・激しい咳・喘鳴などが起こります。




■ぜんそくについて

私達が呼吸をするときの空気の通り道を気道といいます。
この気道から肺の中に入って気管支にいき、さらに細い枝に分かれていきます。
ぜんそくは気道の先の細い部分に炎症が起き、中の空気の通り道が狭くなってしまう病気です。
健康な人の気道の中は、空気の通る十分なスペースがあります。
しかしぜんそくの人の場合は、発作がないときでも気道がやけどのようにただれて炎症を起こしています。
そのため気道がむくんで分厚くなっていて、空気の通り道が狭くなっています。
気道の炎症が強くなった頃に何らかの刺激が加わると、気道がいっそう狭くなってしまいます。
また痰が出ることでも気道が狭くなってしまいます。
そこで空気が通りにくくなって息が苦しくなったり、咳が出るなどのぜんそくの発作が起きてしまいます。

■ぜんそく発作

・息苦しさ
・激しい咳
・喘鳴「ゼーゼー」「ヒューヒュー」

幼稚園児から高校生までの子供を調査をしたデータによると、約10%ほどの子供がぜんそくにかかっているといわれています。
急に寒くなったり、免疫力が下がってきたり、カゼなどのウイルスや冷たい空気にさらされたりすると、ぜんそくの発作が起こるやすくなります。

■ぜんそくを悪化させるアレルゲン

・ダニ
・カビ
・動物の毛
・ほこり

傷が付いた気道、湿疹のある皮膚などからアレルゲンが入ってくると、それに対して抗体を作るようになってしまいます。
そうしたことで炎症が出てくると考えられています。

■ぜんそく発作を起こす刺激

・ウイルス
・激しい運動
・寒さや悪天候
・喫煙



■ぜんそくの治療法

ぜんそくの治療法としては、薬物療法と生活改善が基本となります。

●薬物療法によるぜんそくの治療
・吸入ステロイド薬
・ロイコトリエン受容体拮抗薬

ぜんそくの発作がなくても毎日使用します。
ぜんそくの人は、ぜんそくの発作がないときでも気道に炎症があります。
薬でその炎症を抑えてぜんそく発作が起こらなくなります。
ぜんそく発作を起こさないために、ぜんそく発作がない時でも毎日使うことが大切になります。
小さい子供の場合、スペーサーを使うと吸入しやすくなります。
吸入ステロイドは飲み薬と違ってほとんど副作用がありません。
ただし大量に使ったときは、口内炎が出来たり、声がかれたりすることがあります。
吸入した後にしっかりうがいをすれば副作用はありません。
医師の指示のもと用法用量を守ることが大切になります。

ぜんそく発作が起こった時は、気管支を拡げるために短時間作用性β2刺激薬を使います。
使用してもぜんそく発作が治まらないときは、すぐに医療機関を受診しましょう。

●生活改善によるぜんそくの治療
ぜんそくを悪化させるもとになるアレルゲンを出来る限り少なくすることも大切です。
・こまめに掃除する
・フローリングが理想
・布製ソファーは避ける
・ダニを通さない布団カバーにする
・ぬいぐるみは月に1回は洗濯する
・カーテンよりブラインドにする

●適切な運動を行う
適切な運動を行うことによって、ぜんそくの発作も起こりにくくすることができます。
ぜんそく発作が起こるから運動しないというのではなく、運動しながら治療をした方が良いです。 薬でコントロールすれば運動は可能です。
水泳は気道が乾きにくくなるので、ぜんそく発作が起きにくい運動とされています。
ただしプールには塩素が入っているので、水泳ばかり行うのは逆効果になる場合があります。

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