マダニはどこにでもいます。マダニの中でも危険なウイルスを保有しているマダニは極わずかです。
実際に感染する確率は極めて低いです。
あまり過剰に心配せず、出来る予防対策をして野外のレジャーを楽しんだ方が良いです。




■マダニについて

アレルギーの原因となるダニはヒョウヒダニで、家の中にいて人のフケや垢を食べていますが、人を刺すことはありません。
カーペットや布団の中に多くいて、大きさ0.3ミリほどになります。
マダニは主に森林や草地などの生息しています。
体長は3ミリ以上とヒョウヒダニよりもはるかに大きく、目で見ることができます。

マダニに刺されても痛みを感じないため、知らないうちに刺されたということが多いです。
これはマダニが皮膚を刺すと同時に皮膚を麻酔するような成分を注入しているためと考えられています。

マダニがくい付くと、数日から10日間ぐらい皮膚に食らいついたままで血を吸っていき、除々に大きくなって膨らんでいきます。
また刺されたところが後でかゆくなったり、痛くなったりする人もいます。

■マダニによる主な感染症

・日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)
・ライム病
・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
   (じゅうしょうねっせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐん)

マダニは体内に細菌やウイルスなどの様々な病原体を持っていることがあります。
そのためいくつかの病気が起こる危険性があります。
2013年にSFTS(重症熱性血小板減少症候群)と診断された人は40人いて、そのうち13人が亡くなっています。

■マダニに刺されても多くの場合問題ない

マダニは全国のかなり広い範囲にいると言われていますが、実際にSFTSウイルスを持っているマダニはごく一部と考えられます。
そのため刺されてもほとんどの人が大丈夫だといわれています。
つまりマダニに刺された人の全てがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)になるわけではありません。
2013年時点では、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)患者は西日本に集中しています。
詳しくは分かっていませんが、暖かい地方のマダニがより高い確率でSFTSウイルスを保有していると考えられています。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、ふつう人から人へ感染することはありません。



■マダニに刺されやすい部分

マダニは皮膚のやわらかいところを選んで刺す習性があります。
野山に行った後は、シャワーなどを浴びる時に脇の下、下腹部、太ももの内側などを中心にマダニがくっ付いていないかどうかをチェックした方が良いです。

■マダニに刺されたら皮膚科で治療を

マダニを無闇につまみ取ろうとすると、マダニの体内にもしかしたら持っているかもしれないウイルスを注入してしまう危険性があります。
無理に引っ張るとマダニの口の部分だけが皮膚に残ってしまうことがあります。
マダニに刺されたら直ぐに皮膚科を受診しましょう。

■SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の症状

・発熱
・吐き気
・下痢
・腹痛
・血便

マダニに刺されてSFTSウイルスに感染すると、6日~2週間ぐらいすると高熱が出て、吐き気、下痢、腹痛、血便といった胃腸の症状が出てきます。
森林や草地に行ってから1~2週間以内の範囲で症状が出てきた時は、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)も疑った方がよいです。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の疑いがあるときは内科を受診しましょう。
その際マダニによる感染症ではないかとを医師にも伝えた方がよいです。

■SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の治療

SFTSウイルスに対する根本的な治療法がないため、激しい炎症を抑えるような対処療法が主体になります。
免疫が低下している人、高齢の人は亡くなる危険性があるので要注意です。

■マダニ・SFTS対策のための服装

マダニは葉っぱから足首辺りに飛び移り、そこから這い上がってきます。
そのため草地などで下半身を露出しないこと、道を外れて無闇に茂みに入らないことが大切になります。
下は長ズボンで、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れるようにします。
靴は足を完全に覆うもので、通気の穴がないものにしましょう。
さらに上半身もなるべく肌を覆うようにしましょう。
衣服は明るい色の物を選ぶなどしてマダニが付いていることに気付きやすくしましょう。

さらに虫除けスプレーを使うとマダニ・SFTS対策に効果的です。
虫除けスプレーはディート配合の物を使うと、マダニの嫌がる成分なのでマダニ予防に効果的です。

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