ニキビはアクネ菌が原因。大人ニキビは乾燥が原因。扁平イボ・扁平疣贅はHPV(ヒト・パピローマウイルス)というウイルスが原因。マラセチア毛包炎はマラセチア菌が原因。
扁平イボもマラセチア毛包炎の治療も長期の治療が必要になります。




■大人ニキビの原因は乾燥

20代以降のニキビの原因は乾燥です。
乾燥すると皮膚の角質が厚くなってしまい、毛穴が塞がってしまいます。
すると中に皮脂が溜まり、皮脂をエサにするアクネ菌が増殖します。
このアクネ菌の大増殖が引き起こす炎症がニキビです。
つまり大人ニキビの原因は肌の乾燥になります。

■扁平イボ、HPV(ヒト・パピローマウイルス)

HPV(ヒト・パピローマウイルス)は非常に小さなもので、顔の小さな傷を見つけるとそこに入り込みます。
しかも表皮の一番奥深い部分にまで潜り込み細胞にとりつきます。
そして細胞の分裂を活発にさせ、HPV(ヒト・パピローマウイルス)に感染した細胞がどんどん増えていきます。
これがイボになります。
HPV(ヒト・パピローマウイルス)に感染した細胞は、細胞分裂するとき全部にHPV(ヒト・パピローマウイルス)がとりついています。
そのため皮膚の一番外側にもウイルスがいます。
手で触ると辺りにウイルスを広げ、しかも手にくっ付けて顔の他の部分に触ると、そこにも広がっていきます。
これを扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)といいます。
扁平(へんぺい)とは平に広がっていく性質があることをいい、疣贅(ゆうぜい)はイボという意味になります。
タオルで拭く時にイボを広げてしまう危険があるので注意が必要です。

■ニキビと扁平イボの違い

ニキビは毛穴が詰まって皮脂腺が溜まって起こるものです。
最初は白っぽくなり、その後に炎症が起こって赤くなっていきます。
扁平イボはウイルスが傷から感染して起こります。
そのため肌に近い色で発症しますが、1年くらい経つと黒くなってきて治ってもシミだけ残ってしまうこともあります。
扁平イボを1年以上放置するとメラニン色素が沈着してシミの原因になってしまいます。
ニキビは毛穴に皮脂腺が詰まって炎症を起こしていくので形は丸くなります。
扁平イボは触って感染していくので、線状になったり楕円になったりして変形するのが特徴です。
痛みもかゆみもありません。
男性の場合、髭剃りの使用で頬全体に広がる場合があります。



■扁平イボの治療法

扁平イボの治療は、液体窒素を使う治療を行います。
液体窒素で凍らせると細胞が膨張し、溶かすと収縮します。
それを繰り返すと細胞が破裂して死滅します。
扁平イボの治療は長期的に行うことが必要になります。

■扁平イボの予防法

家族に扁平イボが出来たら、触れたり、タオルを共有しないようにします。
HPV(ヒト・パピローマウイルス)は手から感染するので、しっかり手を洗うことが基本となります。

■マラセチア毛包炎とニキビの違い

マラセチア菌はアクネ菌と同じ毛穴の中で悪さをする菌で、同じ皮脂をエサにして増殖します。
アクネ菌はニキビの治療薬を塗ると退治されます。
しかしアクネ菌がいなくなることでマラセチア菌にとって住みやすい環境になってしまうため、マラセチア菌が増えて炎症が起きてしまいます。
これをマラセチア毛包炎といいます。

アクネ菌は首から上に多く、マラセチア菌は首から下に多いといわれています。
見分け方は発生する数になります。
ニキビの場合、一度にできる数は2~3個程度になります。
マラセチア毛包炎の場合、一気に10~20個ほどできます。
アクネ菌もマラセチア菌も常在菌(じょうざいきん)といって誰の皮膚にもいる菌になります。

■マラセチア毛包炎の治療法

マラセチア菌はヒトにうつることはありません。
マラセチア菌は真菌類(カビ・酵母の仲間)で、治療には処方される抗真菌薬を使用します。
マラセチア毛包炎は治りづらい病気なので、根気強く薬を使うことが大切です。
症状が良くなると止めてしまう人がいますが、すると再発の可能性がでてきます。
よくなっても数ヶ月は塗ることが大事になります。

■大人ニキビのケア!ニキビが出来た時のメイク法、洗顔後の保湿、化粧水の使い方

■思春期ニキビ、大人ニキビ!ニキビ治療薬アダパレン、保湿で乾燥予防

■顔の毛穴を目立たなくする方法!正しい泡洗顔法・保湿法、皮膚常在菌、オレイン酸

■肌のシワ!日焼け止めでシワ予防、シワを目立たなくする化粧法、弾性線維がシワの原因

■ホットタオルで美肌!ヒートショックプロテインと美肌、肌とコラーゲンの関係、ビタミンCで老化予防

■皮膚に出る病気!水ぶくれ、類天疱瘡、顔の赤み、赤いポツポツ、糖尿病