水中毒とは低ナトリウム血症のことをいい血液中のナトリウム濃度が薄くなってしまった状態をいいます。
水中毒・脱水症予防のための水の飲み方は一気に大量に飲むのではなく、こまめに水を飲み、先取りして水を飲むことが大切になります。
アクアポリンは体内の水分量を調整する特殊なタンパク質で、簡単には脱水症にならないように働いてくれます。




■水中毒について

ふつう余分な水分は腎臓で尿となり排出されます。
しかし一気に大量の水分を摂ると腎臓での処理が追いつかなくなり、血液中に水分が溢れてしまいます。
すると足がむくんだり、疲労、めまい、吐き気、頭痛などの症状が現れます。
これが水中毒です。
水中毒とは、低ナトリウム血症のことをいい、血液中のナトリウム濃度が薄くなってしまった状態をいいます。

ナトリウムは、血圧のコントロールや神経の情報伝達を担う重要な成分の一つです。
水分を摂り過ぎて血液中のナトリウムが薄まっていくと水中毒の症状がさらに悪化し、最悪の場合は意識が混濁して死に至ることもあります。

■水中毒のなりやすい人

・腎臓が弱っている人
・心臓が弱っている人
・肝臓が弱っている人
・高齢者

腎臓・心臓・肝臓が悪い人は尿量を減らしずらくなっています。
下半身太りや食間にお腹を叩くと音がする人は腎臓・心臓・肝臓が障害されている可能性があります。
高齢者は色々な臓器が障害されているので水の摂り過ぎに注意が必要です。

■汗をかいた時は水分と塩分を一緒に摂る

身体は水とナトリウムのバランスで出来ているので、水だけを摂ると水中毒・低ナトリウム血症の症状が出やすくなります。
汗でたくさん水分を失った時は、水と一緒に塩分も摂ることが大切になります。
梅干や塩飴などを一緒に摂った方が良いです。

■脱水症

人は体重の約60%が水分で構成されています。
人は体内の水分を2%失うだけで脱水症になってしまいます。
体重が50kgの人だと600mlで、コップ3杯分に相当します。



■アクアポリンについて

人間の体内には、簡単には脱水症にならないように便利な機能が備わっています。
それがアクアポリンです。
アクアポリンとは、体内の水分量を調整する特殊なタンパク質のことをいいます。
血液中の水分が不足すると、脳は脱水状態を検知します。
するとアクアポリンが腎臓の細胞から出現して腎臓の細胞に穴を開け、尿の中からきれいな水を水分の減った血管に注ぎ込みます。
このアクアポリンが常に働いて、簡単には脱水症にならないようになっています。
しかし年齢と共に脱水症の数は減ってしまいます。
そのため高齢になればなるほど脱水症の危険性が高くなります。

■水中毒・脱水症予防のための水の飲み方

・こまめに水を飲む
・先取りして水を飲む

私達は尿や便などで1600mlを、呼吸や発汗で900mlを、合計で2500mlもの水分を1日で放出しています。
人間は食事から1日700mlの水分を摂取し、吸収・分解される時点で300mlの水分を作ります。
つまり1日の食事で1000mlの水分が体内で作られるので、残り1500mlを水を飲むなどして補給する必要があります。

水を飲む時はコップ1杯(200ml)ずつを時間をおきながらこまめに摂るのが大切になります。 のどが渇いていると感じた時点で脱水症は始まっています。
高齢者は、のどの乾きを感じにくいので、水分補給の先取りが大事になります。
のどの乾きに気付かないまま脱水症に見舞われると、頭痛やめまいだけではなく、様々な身体の不調を招いてしまいます。
「こまめに」「先取り」して水を摂るのが正しい水の飲み方になります。

■水分の種類

・ミネラルウォーター
 寝る前や起床時の水分補給によいです。

・スポーツドリンク
 運動後の水分補給によいです。
 ただし糖分も多いので飲み過ぎはさらにのどが渇きます。

・麦茶
 身体を冷やす働きがあり、暑い日の水分補給に良いです。

・コーヒーや緑茶
 カフェインに利尿作用があるため水分補給には不向きです。
 飲んだ後に水を一杯飲む習慣をつけると良いです。

■隠れ脱水による熱中症!見えない汗、水分不足、エアコン、湿度、正しい水分の摂り方

■夜間熱中症を予防!脱水予防、エアコン・風通し・寝具で夜間熱中症を予防

■熱中症の対処法!水分摂取が大切、熱は室外で遮断、アスファルトを避け涼しい時間に外出

■血液と血管の健康!脂肪処理能力、動脈硬化、腹式呼吸で血管をしなやかにする