過敏性腸症候群は検査で腸に原因がないのに腹痛・下痢・便秘を繰り返す病気をいいます。
ストレスなどで下痢や便秘を悪化しやすくなります。
過敏性腸症候群の治療法には生活習慣の改善、薬物療法、心理療法があります。




■過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)について

過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)とは、検査で腸に原因がないのに腹痛などを伴って下痢や便秘を繰り返す病気をいいます。
過敏性腸症候群は年齢に関係なく若くて社旗的に活動性の高い人に起こりやすいといわれています。
下痢と便秘と腹痛が仕事中に起こる事が多くあり、生活の質を下げやすい病気です。

■過敏性腸症候群の特徴

・下痢や便秘を繰り返す
・お腹の痛みや不快感がある
・ストレス・不安・緊張で症状が悪化する

■ストレスと過敏性腸症候群

過敏性腸症候群になると、乗り物などに乗った時に急にお腹が痛くなるのではないか、下痢を起こすのではないかということが心配になってしまい、それがストレスになってさらに下痢や便秘を悪化させやすくなってしまいます。
また便秘がストレスになって過敏性腸症候群を起こしやすくなってしまいます。
重症になると、ストレスがかかる状況になると必ずお腹が痛くなってしまうこともあります。

■過敏性腸症候群の型

過敏性腸症候群には下痢型、便秘型、混合型があります。
下痢型は比較的比較的若い男性に多くみられ、便秘型は年齢の高い女性に多くみられます。
基本的には腸が過敏になっていて、ちょっとした動きでも不快感として感じやすいという特徴があります。
またちょっとしたことでも動きが止まってしまい、どんどん動きが悪くなってしてしまうという特徴があります。
下痢も便秘も同じ腸の過敏性のあらわれで起こります。

■感染性腸炎が過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の詳しい原因は分かっていませんが、腸に軽い炎症があることが原因ではないかと考えられています。
サルモネラ菌、カンピロバクタ菌、赤痢菌などによる細菌感染(感染性腸炎)が腸に起こることがあります。
下痢や便秘をしても普通は薬を飲んだり、しばらく時間が経つと良くなっていきます。
しかしいったん治ったようにみえても、詳しく調べてみると腸にまだ軽い炎症が残っていることがあります。
そのため菌に感染すると軽い炎症が残り、それが過敏性腸症候群の原因になっているのではないかと考えられています。

■腸内細菌のバランスの悪化が過敏性腸症候群の原因

腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて悪玉菌が多くなると様々な毒素を作ったりします。
それが腸に悪影響を与えて腸が軽い炎症を起こすと考えられています。



■脳へのストレスが過敏性腸症候群の原因

脳でストレスが加わると、自律神経やホルモンを介して腸にその信号が伝わり腸の過敏状態が起こりやすくなります。
腸の過敏状態が起こってしまうと、元々あった腸の炎症がさらに悪化し、腹痛・下痢・便秘のような症状が出やすくなってしまいます。

■過敏性腸症候群チェック

・お腹の痛みや不快感が最近3ヶ月間に月3日以上ある人は次の質問に移ります
    ↓
・排便によって症状がやわらぐ
・排便回数が増減する
・便が軟らかかったり硬かったりする

2つ以上当てはまる人は過敏性腸症候群の可能性があります。

■過敏性腸症候群の治療法

過敏性腸症候群の治療法としては、生活習慣の改善、薬物療法、心理療法があります。

●生活習慣の改善(過敏性腸症候群の治療法)
・1日3食をバランス良く食べる
・生活のリズムを整える
・ストレスを溜めない
・適度な運動をする

胃腸に負担をかけるような食事を避け、精神的なストレスをできるだけ少なくするように生活します。
十分な睡眠や適度な運動は治療効果が高いとされています。
過敏性腸症候群で便秘を起こしやすい人は食物繊維をよく摂った方がよいですが、肉類などの高脂肪の物や唐辛子やアルコールなどの刺激物は避けた方がよいです。
過敏性腸症候群で下痢を起こしやすい人は、基本的には食物繊維を摂った方がよいですが、場合によっては注意が必要です。
高脂肪の物や刺激物は避けるようにします。

●薬物療法(過敏性腸症候群の治療法)
・高分子重合体・消化管運動調整薬
  下痢、便秘、腹痛に効果があります。
・下痢の薬
 ・セロトニン3受容体拮抗薬
 ・乳酸菌製剤
 ・止痢薬
・便秘の薬
 ・下剤
 ・消化管運動促進薬
・腹痛の薬
 ・抗コリン薬
 ・抗うつ薬

市販薬のうち刺激性下剤は、使い続けるうちに効果が薄くなっていく場合もあります。

●心理療法(過敏性腸症候群の治療法)
・筋弛緩法(きんしかんほう)
  筋肉を緊張させたり緩めたりを繰り返すことでリラックスの方法を学びます。
・認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)
 間違った考えを修正しながら正しい行動へと結びつけて行く治療法です。

■下痢と便秘の名医(2014年6月時点)

島根大学 教授 消化器内科
木下 芳一(きのした よしかず)先生

■便秘解消体操!ねじれ腸改善、オリーブオイル・食物繊維で便秘解消

■発酵漬け物・発酵食品・食物繊維で便秘解消!便秘と病気、隠れ便秘

■便秘・下痢解消法!うつ伏せ・8時間以上の空腹時間で便秘や下痢を解消、腸の痛み・病気

■笑顔・呼吸法で便秘解消!副交感神経の活性化方法、便秘解消食材、便秘外来

■過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)!感染性腸炎、ストレス対策

■便秘!ねじれ腸による便秘、便秘解消マッサージ、CTコロノグラフィー

■SIBO(サイボ)による過敏性腸症候群!下痢や便秘

■オナラ解消!ヨーグルトでオナラ解消、便秘解消でオナラの臭いを解消、大腸憩室!腸の痛み病気対策