良性発作性頭位めまい症は頭を動かしたときなどに内耳の耳石が動いてめまいなどの症状が起こる病気です。
良性発作性頭位めまい症のめまいは数秒~数十秒続き、何度も繰り返し、頭が特定の位置を取る時にめまいが起こります。
めまいが起こったときは直ぐに専門医を受診しましょう。



■内耳(ないじ)について

ぐるぐる回るめまいの多くは、内耳(ないじ)の病気によって起こります。
内耳は鼓膜の奥にある器官で、体のバランスに関わる器官です。
耳には音を聞くという働きの他に、体のバランスを保つ役割もあります。
その働きをしているのが内耳(ないじ)です。
内耳には三半規管(さんはんきかん)、耳石器(じせきき)、蝸牛(かぎゅう)、前庭神経(ぜんていしんけい)があります。
三半規管(さんはんきかん)が体の回転の動きを感じとっています。
耳石器(じせきき)は上下左右前後などの直線の動きや重力を感じ取っています。
それらの情報を前庭神経(ぜんていしんけい)が脳へと伝えています。
蝸牛(かぎゅう)は音を感じ取っています。
これら三半規管、耳石器、蝸牛、前庭神経に何らかの障害が起こるとめまいが起こります。
蝸牛に異常が起こると難聴・耳鳴り・耳の詰まった感じなどの症状が起こります。

■良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)について

良性発作性頭位めまい症とは、頭を動かしたときなどにめまいなどの症状が起こる病気です。
めまいは数秒~数十秒続き、何度も繰り返し、頭が特定の位置を取るとめまいが起こります。
良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)は、めまいの病気として一番多い病気です。

三半規管(さんはんきかん)や耳石器(じせきき)は、中でリンパ液というもので満たされた筒でつながっています。
耳石が本来の位置を離れて三半規管の中に入った状態が良性発作性頭位めまい症になります。
良性発作性頭位めまい症は、頭を動かした際に耳石の塊が中のリンパ液を動かしてめまいが起こります。
良性発作性頭位めまい症は、比較的高齢の女性に多くみられます。
耳石の元であるカルシウムの代謝に異常があることが原因の一つとされています。

■良性発作性頭位めまい症の治療法

良性発作性頭位めまい症の治療としては、三半規管内に入ってきた耳石を元にあった耳石器に戻すような治療を行います。
めまいが強い時やめまいで不安を感じる時は、めまいを和らげる抗めまい薬や不安を取り除く抗不安薬を処方することもあります。

●良性発作性頭位めまい症の対策
・頭を動かす体操
・めまいが起こる頭の位置を避ける
・枕を高くする
・寝る姿勢を変えてみる

良性発作性頭位めまい症は、1ヶ月程度で良くなることがほとんどです。
耳石が自然に吸収されたり、耳石がまた固まらないようにすることで自然に治る場合があります。

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