歯周病は歯周病菌が増殖して歯茎が炎症を起こす病気です。
放置すると歯が抜け落ちてしまう危険性があります。
歯周病は動脈硬化を進行させ、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病を引き起こして悪化させる危険性があります。
特に糖尿病とはお互いに病気を悪化させてしまう危険性があります。




■歯周病(ししゅうびょう)について

歯周病(ししゅうびょう)とは、歯磨きの磨き残しなどが原因で口の中の歯周病菌が増殖して歯茎が炎症を起こす病気です。
歯周病は特に痛みなどの症状がないため、気付かないうちに悪化しがちです。
歯周病を放置すると、歯茎が痩せ細って歯茎が剥き出しの状態になってしまいます。
最後には歯が抜け落ちてしまいます。
30代の7割、40~60代では8割もの人が歯周病や歯周病に関係する症状があるといわれています。
歯周病は自覚症状がないので、気付かないうちに悪化している危険性があります。

■歯周病が心筋梗塞のリスクを大きくする

歯周病菌は何百種類もいますが、その中の多くは血管に入り込んでも悪さはしないと考えられています。
ただし歯周病菌の一部は、血管壁に取り付いて炎症を起こすと考えられています。
このような歯周病菌がたくさん血管の中に侵入している場合は、心筋梗塞のリスクが大きくなると考えられています。

■歯周病が動脈硬化を進行させる

何らかの原因で血液の中に侵入した歯周病菌は、体中を巡って最終的には心臓へ流れつきます。
そこで歯周病菌は線毛(せんもう)という毛のような組織を使って血管の壁に貼り付きます。
すると血管の壁に炎症が起きてしまいます。
長年にわたり歯周病を放置して常に歯周病菌の侵入を許していると、この炎症が体中の至るところで起こるようになります。
そして次第に血管の壁が分厚くなる動脈硬化が進行してしまいます。
歯周病は動脈硬化を想像以上に加速させてしまうと考えられています。
歯周病が原因となる動脈硬化は、全身の血管で起こります。
そのため心筋梗塞や脳梗塞のリスクが約3倍も高くなるといわれています。

■歯磨きで歯周病菌が体に侵入

歯周病になると、歯茎は歯磨きなどの軽い刺激でも出血しやすい状態になっています。
歯磨きで出血すると、そこの血管から歯周病菌がどんどん侵入してしまいます。



■食事で歯周病菌が体に侵入

歯周病が進行すると歯茎の表面の組織が壊れ、内側の毛細血管が剥き出しの状態になってしまいます。
さらに血管の壁自体にも大きな隙間が出来てしまいます。
そんな状態で物を噛むと、振動で歯の周りの歯周病菌が拡散し、一部が血管の隙間に入り込んでしまいます。
歯周病菌は最大で2割の人が歯磨きで体内に侵入し、2~5割の人が食事で血管内に侵入しているといわれています。

■歯周病と糖尿病

歯周病菌が体に入ると、インスリンが働く作用を妨害するといわれています。
歯茎などから体内に入り込んだ歯周病菌は、ほとんどが白血球などによって退治されます。
しかし歯周病菌との戦いで白血球から炎症物質が放出されてしまいます。
この炎症物質が、糖分を体に取り込む役割を果たしているインスリンの働きを弱めてしまいます。
その結果、糖分が吸収されず血糖値が高くなってしまいます。

■歯周病と糖尿病は同時に治療することが必要

歯周病を治すと糖尿病が良くなることが明らかになっています。
糖尿病の人は、歯周病を治療することが常識となってきています。
糖尿病の人は免疫力が低下しているので、歯周病が悪化する傾向にあります。
つまり歯周病が糖尿病を悪化させ、糖尿病が歯周病を悪化させるという悪循環に陥る傾向があります。
そのため歯周病と糖尿病を同時に治療する必要があります。

■半年に一度の口腔ケアで歯周病予防

歯周病菌は酸素が嫌いなため、歯周病ポケットの奥に潜んでいます。
そのため歯のクリーニングをして炎症を取り、歯周ポケットを浅くすることが大切になります。
半年に一度は歯科医で口腔ケアをしてもらうことが歯周病予防に大事になります。

■歯周病の名医(2014年5月時点)

東京医科歯科大学 歯周病学分野 教授
和泉 雄一(いずみ ゆういち)先生

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