肉類や乳製品などの飽和脂肪酸は体にとって良くないというイメージがありますが、飽和脂肪酸の一つである中鎖脂肪酸には老化予防やアルツハイマー病の症状改善効果があります。
不飽和脂肪酸は体に良いというイメージがありますが、不飽和脂肪酸の一つであるオメガ6は摂り過ぎると体に炎症が起きて老化を促進させてしまうという働きもあります。
中鎖脂肪酸から作られるケトン体は抗酸化作用があり老化の原因である活性酸素を抑えてくれる効果があります。
ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が多く含まれています。




■油脂(あぶら)について

毎日の料理に欠かせない油脂(あぶら)ですが、体にとって良くないというイメージをもたれがちです。
たしかに油脂(あぶら)の摂り過ぎは肥満や生活習慣病につながるため敬遠しがちです。
しかし油脂(あぶら)の中には積極的に摂った方が良い油脂(あぶら)もあります。
良い油脂(あぶら)を見極めることは、老化のスピードを抑えるだけではなく、アルツハイマー型認知症の症状の改善にもつながるといわれています。

■飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)と不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)

油脂(あぶら)には飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)と不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)の2種類があります。
飽和脂肪酸は肉類や乳製品などに多く含まれる油脂(あぶら)で、不飽和脂肪酸は青魚やナッツ類、オリーブオイル、植物油などに多く含まれる油脂(あぶら)です。
飽和脂肪酸はエネルギーの元になりますが、摂り過ぎるとコレステロールや中性脂肪が上がったりするので悪玉と呼ばれています。
不飽和脂肪酸には、オメガ3やオメガ9といった血液をサラサラにする成分が含まれて善玉と呼ばれています。
しかしサラダオイルなどに含まれているオメガ6は、摂り過ぎると体に炎症が起きて老化を促進してしまうといわれています。

■中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)とケトン体について

中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)は飽和脂肪酸ですが、実は抗酸化作用があり老化を抑える効果があります。
中鎖脂肪酸は吸収された後に肝臓に送られてケトン体という物質に変化されます。
ケトン体はエネルギーとして消費されるので、悪玉コレステロールを体内に増やしにくい油脂(あぶら)といえます。
通常、食事で摂り過ぎた油脂(あぶら)は体脂肪として蓄積しがちですが、中鎖脂肪酸は体内で消化吸収されると肝臓でケトン体という物質に分解されます。 ケトン体は体内で素早くエネルギーとして消費されるので、体脂肪や悪玉コレステロールを増やしにくいとされています。
中鎖脂肪酸から作られるケトン体は抗酸化作用が強く、体内に発生した老化の原因である活性酸素を抑えてくれる働きがあります。
つまりケトン体の働きによって活性酸素による肌の衰えなどの老化が抑えられる効果があります。



■中鎖脂肪酸が含まれる食材

・ココナッツオイル
・牛乳や乳製品

様々な食材の中でココナッツオイルに最も多くの中鎖脂肪酸が含まれています。
牛乳や乳製品の中に3~5%ほどの中鎖脂肪酸が含まれています。

■中鎖脂肪酸のケトン体のアルツハイマー病の症状改善効果

中鎖脂肪酸に含まれるケトン体がアルツハイマー型認知症の症状改善に有効であることが分かってきています。
アルツハイマー型認知症を発症すると脳の中に異常なタンパク質が蓄積し、老人斑(ろうじんはん)という脳のシミができてしまいます。
すると脳の栄養分であるブドウ糖が送られてきても上手く栄養を使えなくなってしまい、脳が栄養不足に陥ってしまいます。
栄養不足の状態が長く続くと神経細胞が機能しなくなり、少しずつ脳が萎縮していってしまいます。
アルツハイマー病が進行して脳でブドウ糖が使えなくなっても、ケトン体がブドウ糖に代わって脳のエネルギー源として働いてくれ脳の機能改善につながります。

■ココナッツオイルで老化予防・アルツハイマー病の症状改善

ココナッツ油脂の60%が中鎖脂肪酸とされています。
普段使っている油脂(あぶら)をココナッツオイルにかえてみたり、バターのかわりにトーストに塗ってみたり、コーヒーに砂糖のかわりに使ってみるなどして普段の食事に取り入れると、老化予防やアルツハイマー病の症状改善効果が期待できます。

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