■咳(せき)について

咳(せき)は体に入った異物を外に出そうとする生体の防御反応で起こります。
咳(せき)は喉から肺までの空気の通り道である気管に入り込んだ異物を追い出そうとするために起こる防御反応です。
空気中にはカゼのウイルス・細菌・ホコリなど様々な異物が漂っています。
これら異物をを吸い込むとノドや肺にある咳(せき)のセンサーが感知し、それが脳へ伝わり呼吸を行う筋肉に指令が送られ咳(せき)が起こります。
ラーメンを食べてむせるのも、湯気を異物と判断するために咳(せき)が出ます。




■咳(せき)と深い関係にある肺

肺は気管支とその先にある肺胞(はいほう)から出来ています。
肺胞は血液から二酸化炭素を取り出し、酸素を送り込む役割をしています。
その数は成人で6億個にもなります。
咳(せき)は体を異物から守ろうとして出る肺からのサインでもあります。

■胃酸の逆流と咳(せき)

咳(せき)は外からの異物だけではなく、胃酸の逆流などによっても引き起こされます。

■ストレスと咳(せき)

また不安や緊張などの心理的なストレスにより神経気管を刺激することでも咳(せき)が出ます。

■痰(たん)について

咳(せき)に伴う痰(たん)は、呼吸器から分泌される粘液でホコリや細菌などを絡めとり、外に排出する大切な役割をしています。

■肺炎による咳(せき)

肺炎とは肺に炎症が起きる病気の総称です。
肺炎の原因は、主に細菌・ウイルス・カビなどの感染によるものです。

■マイコプラズマ肺炎による咳(せき)

マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマ細菌の感染によって起きる肺炎です。
カゼに似た症状で、高熱と乾いた咳(せき)が続きます。

■気管支肺炎による咳(せき)

気管支肺炎はカゼやインフルエンザの感染後に発症します。
痰(たん)の出る湿った咳(せき)が続きます。

■誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)による咳(せき)

加齢により飲み込む力が弱まると、気管に入らないように閉じるフタのタイミングが遅れがちになり、食べ物などが誤って気管に入り込んでしまいます。
これを誤嚥(ごえん)といいます。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、食べ物や唾液などと一緒に取り込まれた細菌によって引き起こされる肺炎をいいます。
症状としては、激しい咳(せき)、高熱、色の濃い痰(たん)などがあります。
予防法としては口の中を清潔にしておくこと、食後2時間は横にならない、飲み込む力を鍛えるなどがあります。



■大人ぜんそく

ぜんそくとは空気の通り道である気管支が炎症によって狭くなる病気です。
ぜんそくは小児ぜんそくという印象が強いですが、大人になってから発症する大人ぜんそくもあります。
小児ぜんそくに比べて大人ぜんそくの方が治りにくいといわれています。
大人ぜんそくは30~40代で突然発症します。

■大人ぜんそくの特徴

・8週間以上も咳(せき)が続く
・カゼの度に咳(せき)が長引く
・夜中から朝方に激しい咳(せき)が出る

■大人ぜんそくの原因

・ハウスダスト、ホコリ、カビ、ダニやダニの死骸

■大人ぜんそく予防のポイント

・咳(せき)の原因であるハウスダストを減らす
・睡眠環境を清潔に保つ

■ぜんそく悪化の要因

・気候の変化:湿度・温度・気圧の変化が気管を刺激
・辛い食べ物:唐辛子に含まれるカプサイシンが気管を刺激
・タバコ:タバコの煙に含まれる有害物質が気管を刺激

■ぜんそくの治療

ぜんそくの治療の中心となるのが吸入ステロイド薬です。
口から吸入した薬が気管で直接作用し、炎症を抑えて発作を起こりにくくします。
規則正しく継続的に使うことでぜんそくの症状を改善していきます。
ぜんそくの症状の有無に関わらず継続的に使うことがぜんそくの治療に重要です。

■咳(せき)・呼吸器の名医(2014年5月時点)

順天堂大学 呼吸器内科
熱田了 先生

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