■突然死について

突然死とは、症状が現れてから24時間で亡くなることをいいます。
突然死する人の数は、年間約10万人ともいわれています。
死に直結する臓器といえば脳と心臓ですが、特に心臓は突然死の6割以上を占めています。
実は突然死は脳や心臓が悪いというわけではなく、血管に原因があります。
突然死の多くは、血管の異常や動脈硬化によって引き起こされます。
突然死の起こりやすい時には、睡眠中、入浴中、排便中があります。




■心臓について

心臓は血液を体中に送るために収縮と拡張を繰り返しています。
1日に脈打つ回数は約10万回で、1分間に送り出す血液量は約5リットルにもなります。
心臓は筋肉の固まりで、十分な酸素や栄養が送られなくなると機能が低下し、狭心症や心筋梗塞などの重大な障害が起こります。

■心臓病のサイン放散痛の症状

・左肩の痛み
・背中の痛み
・奥歯の痛み
・下顎の痛み
・左小指の痛み
・吐き気
・冷や汗

心臓病の放散痛(ほうさんつう)として様々な症状が起こります。
放散痛とは病気の部位とは別の場所に痛みを感じることをいいます。
放散痛の痛みは数分で治まりますが、繰り返し起こるという特徴があります。

■狭心症(きょうしんしょう)と心筋梗塞(しんきんこうそく)について

狭心症(きょうしんしょう)とは、冠動脈(かんどうみゃく)と呼ばれる血管の内側の壁に脂が溜まり狭くなってしまう病気です。
狭心症になると血流が悪化し、心臓の働きが鈍くなってしまいます。
狭心症になると胸の痛み、動悸、不整脈などが起こり、場合によっては突然死する場合もあります。
心筋梗塞(しんきんこうそく)は、狭心症が進行する場合が多いといわれています。
脂が溜まった血管の壁が破れると血液が固まり、やがて詰まってしまいます。
放置すると心臓の細胞が壊死してしまいます。
狭心症の主な症状としては、胸を締め付けられるような胸の痛みがあります。
痛みが30分以上続く場合もあり、狭心症患者の20~30%が突然死してしまうといわれています。

■無痛性心筋梗塞(むつうせいしんきんこうそく)について

無痛性心筋梗塞(むつうせいしんきんこうそく)とは、痛みがない心筋梗塞をいいます。
心筋梗塞といえば強烈な胸の痛みというイメージがありますが、中には痛みがない心筋梗塞もあります。
無痛性心筋梗塞が多いのは、高齢者や糖尿病の人です。
加齢により知覚神経が衰えたり、糖尿病で神経に障害があると、心筋梗塞を起こしても痛みを感じない場合があります。
無痛性心筋梗塞は死亡率が3倍にもなります。
無痛性心筋梗塞は胸の痛みがなくても、冷や汗やめまい、だるさ、吐き気などの症状が起こることがあります。
原因不明の症状が出たら病院を受診しましょう。



■心筋梗塞発症から6時間以内

心筋梗塞は症状が出てから6時間以内がゴールデンタイムといわれています。
その時間内に治療を開始するかによって、その後のよごが変わってきます。

■血管悪化の原因

・タバコ
・脂質異常
・高血糖
・高血圧
・肥満

■肥満

肥満の大きな要因は脂肪です。
人間の体には脂肪を溜め込む脂肪細胞があります。
脂肪細胞は皮膚の下やお腹の内臓周りなどに存在しています。
そこに蓄えられた脂肪が皮下脂肪と内臓脂肪です。

■エイリアン脂肪(異所性脂肪)

エイリアン脂肪とは、心臓につく脂肪をいいます。
本来、脂肪細胞にある皮膚の下やお腹の内臓周辺に蓄積されます。
しかし体内の脂肪が増え過ぎると、脂肪細胞のない場所にまで蓄積されてしまいます。
心臓の周りに脂肪が溜まると、炎症性サイトカインという有害物質が発生します。
この物質により血管の壁に傷が付き、血管が狭くなってしまいます。
それが心筋梗塞の引き金になる危険性があります。
さらに痩せている人の方があぶないといわれています。
脂肪を溜め込む脂肪細胞が最も増えやすい時期が、乳幼児期や思春期といわれています。
成人になると脂肪細胞の数はほとんど変わりません。
若い頃に痩せていた人は脂肪細胞の数が少ないため、脂肪をとり過ぎると本来付かないはずの心臓などにエイリアン脂肪(異所性脂肪)が付きやすくなってしまいます。
特に危険なのが、昔は痩せていたのに急に太った人です。
エイリアン脂肪(異所性脂肪)は運動や食事の改善などにより短期間で減らせる場合も多いといわれています。
エイリアン脂肪(異所性脂肪)は通常の検診では見つかりにくいので、帆頃から生活習慣に気を配ることが大切です。

■EPA(エイコサペンタエン酸)で突然死を予防

EPA(エイコサペンタエン酸)とは、食べ物からしかとることができない油で、青魚などに多く含まれています。
EPA(エイコサペンタエン酸)はマグロの脂身、マイワシ、サンマ、ブリなどに多く含まれています。
EPA(エイコサペンタエン酸)含有量が最も多いのはマグロの脂身になります。
また、えごま油、アマニ油、オリーブオイルなどもEPA(エイコサペンタエン酸)と同様の成分を含んでいます。
植物油は加熱すると成分が失われるため、サラダのドレッシングなどに使うのが効果的です。
血管に良い油を上手に摂取して突然死を予防しましょう。

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