日本人の2人に1人が癌にかかり、3人に1人が癌で亡くなっています。
男性は胃癌にかかりやすく肺癌で亡くなる傾向が高く、女性は乳癌にかかりやすく大腸癌で亡くなる傾向が高くなっています。
しかし近年では、癌の6割が治り、早期発見なら9割が完治しています。




■癌の発生メカニズム

癌の主な原因は加齢です。
人間の体は60兆個の細胞からできています。
細胞は毎日1~2%が死に、その分を細胞分裂で補給しています。
しかし細胞分裂の際にコピーミスが起こることがあります。
これが癌細胞です。 実は健康な人でも1日に約5000千個もの癌細胞が出来ています。
そのほとんどは免疫細胞(リンパ球)によって撃退されています。
通常の細胞は50回ほどの分裂で寿命を迎えますが、癌細胞は死なないため無限に分裂を繰り返して増殖していきます。
癌細胞は体から栄養を吸い取って細胞分裂をおこない増殖をしていきます。
癌に栄養を横取りされて栄養失調や慢性的な炎症により体力が消耗していき、癌で命を失ってしまいます。
癌細胞は元々自分のコピーミスから生まれた細胞のため、免疫細胞が異物と認識できず見逃してしまうこともあります。
その際に癌細胞は増殖していきます。

■癌は大きくなればなるほど進行が早い

診断できる早期癌は、1cmから2cmほどとなっています。
1cmの大きさになるまで30回くらいの細胞分裂を繰り返しています。
癌が1cmになるまでには10年~20年ほどかかりますが、1cmから2cmの大きさになるには約2年ほどになってしまいます。
癌は大きくなればなるほど進行が早まるため、早期発見・早期治療が大事になります。
早期癌で留まっている時間は1~2年です。
癌で死なないためには、癌を防ぐ生活習慣に加えて早期発見が大切になります。
癌は早期発見すれば9割は治ります。
癌は定期的な検診をすれば恐い病気ではありません。

■癌の原因

・生活習慣:38%
  飲酒、食事、肥満、運動不足
・タバコ:30%
・その他:32%
  ウイルス感染など

■他人のタバコの煙でも癌になる

タバコの煙に含まれる発癌物質は、約60種類もあります。
これが様々な悪影響を及ぼします。
同じ煙の量なら、タバコを吸う人よりも間接的に煙を吸ってしまう人の方が発癌率は高くなります。
タバコを吸う人は発癌物質を取り除くフィルターを通して煙を吸い込んでいますが、周りにいる人は直接発癌物質を含んだ煙を吸い込むため癌のリスクが高まります。

■三次喫煙による癌の危険性

三次喫煙とは、タバコの煙が消えた後にイスや机、壁などに表面に残る発癌物質を吸い込むことです。
喫煙者の髪の毛や衣服にも有害物質は付着しています。
三次喫煙は全ての人に危険性があります。

■お酒を飲むと顔が赤くなる人は癌になりやすい

お酒を飲んで顔が赤くなる人は、発癌物質が体に溜まっている証拠になります。
お酒は肝臓で様々な物質に分解されますが、その中にアセトアルデヒドという発癌物質が含まれています。
これが血管の拡張を促すため、お酒を飲むと顔が赤くなります。
顔が赤くなる人が1日に缶ビール1本以上飲むと、飲まない人に比べて食道癌になるリスクは56倍にもなります。
さらにタバコも吸っていると食道癌になるリスクは190倍にもなってしまいます。



■緑茶には癌予防効果がある

緑茶を1日5杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない人に比べて胃癌のリスクが約3割も低いとされています。

■熱い物を飲み食いすると癌になりやすい

70℃以上の飲んだり食べたりし過ぎると、食道癌のリスクが8倍にもなるといわれています。
熱い物を飲んだり食べたりし続けると、粘膜が炎症を起こし食道癌の危険性が高まります。

■癌予防食材

ニンニク:ニンニクのDATS(ダッツ)に癌細胞の増殖を抑制・消滅効果。
キャベツ:アブラナ科の野菜は癌のリスクを低下させる効果があります。
大豆:大豆イソフラボンが乳癌のリスクを低下させます。
ターメリック:強力な抗酸化作用が癌予防に効果的といわれています。
タマネギ、ニンジン、ピーマン、カリフラワー、トマト、ナス、ブロッコリー、キュウリ、ジャガイモ、マスクメロン、バジル、あさつき、オレンジ、グレープフルーツ、ベリー、レモン

癌予防効果がありますが、食べ過ぎるとリスクを招く可能性もあります。
バランス良く食べることが大切になります。

■癌予防法

・タバコを吸わない
・他人のタバコの煙をできるだけ裂ける
・節度ある飲酒をする
・食事は偏らず、バランス良く、塩分控えめで野菜を摂る
・日常生活を活動的に過ごす
・体型は適正な範囲内
・肝炎ウイルス感染検査と適切な措置をとる

■癌の危険信号

・肺癌:セキ、タン、血痰が続き胸の痛みがある
・胃癌:漫然と続く不快感や食欲不振、吐き気が続く、胸のもたれなど
・大腸癌:便秘、便の表面の血液の付着、排便時の出血、便の形が細くなる
・前立腺癌:尿の勢いが弱く出にくい、頻尿、尿に血が混じる
・甲状腺癌:声がれ、セキ、呼吸困難、首のしこり、物を飲み込む時の違和感
・乳癌:乳房や脇下のしこり、乳頭や乳房の異常(湿疹、腫れ、ただれ)
   :乳頭からの分泌物
・食道癌 :食べ物を飲み込んだ時に胸が痛む、熱い物が胸にしみる

■癌の治療法

癌の治療法には、手術療法、化学薬物療法、放射線療法、免疫療法などがあります。

●手術療法による癌の治療
癌に侵された部分を切除します。
体の回復に時間がかかったり、機能が失われるなどのリスクがあります。

●化学薬物療法による癌の治療
化学薬物療法は、主に抗癌剤による治療法になります。
化学物質で癌細胞の増殖を抑え破壊します。
一方で副作用も大きく、脱毛、吐き気、倦怠感など日常生活に支障をきたすこともあります。

●放射線療法による癌の治療
癌組織に直接放射線を当てることで癌細胞を死滅させます。
メスを入れずに治療ができるため、患者への負担も少ないです。
しかし周辺の健康な細胞にも放射線が当たるため、炎症などを起こすこともあります。

●サイバーナイフによる癌の治療
サイバーナイフは照射可能な方向が1200方向あり、あらゆる角度から放射線を当てることができます。
そのため癌の周囲の細胞を傷付けることなく癌を破壊させることが可能となっています。
またサイバーナイフは患者の微妙な動きを追尾して補正し照射する機能もあります。
そのため狙った癌を外さずに照射できます。 正常な細胞を傷付けずに癌細胞のみを攻撃してくれます。

●免疫療法による癌の治療
免疫療法は免疫力を高めて癌の治療に結びつける治療法です。
患者の血液からリンパ球を採取し、約1000倍に活性化・増殖させた状態で体内に戻します。
手術の後に行うことが免疫療法が効果的とされています。

■PET検査とCT検査

癌細胞は正常な細胞の約8倍ブドウ糖を消費します。
その性質を利用して画像化したものがPET検査です。
PET画像に体の構造を写すCT画像を重ねることで、腫瘍の形や場所などをより正確に把握することが可能となっています。
今までみつけにくかった1cm程度の癌の早期発見が可能となっています。

■癌の発症リスクを下げる食事法・食材!早期発見・予防のポイント、健康な生活について

■前立腺癌について!食生活の欧米化や高齢化が原因、PSA検査で早期に発見

■大腸癌(だいちょうがん)について!結腸癌と直腸癌の治療法、内視鏡治療

■大腸癌の治療!大腸癌のステージ、腸管切除、リンパ節郭清、術後補助化学療法、分子標的薬、遺伝子検査

■ 頭頸部ガンについて!咽頭、喉頭

■腎臓癌(じんぞうがん)の治療法!

■乳癌について!乳癌の治療法、術前薬物療法、乳房再建術について

■悪性の脳腫瘍グリオーマ!インテリジェント手術

■乳癌!乳房の石灰化、マンモグラフィ検査、乳腺の超音波検査、乳房MRI

■舌と健康!色による舌の病発見法、肝臓ガン、副腎ガン!

■脂肪肝、B型・C型肝炎ウイルス、肝臓ガン!