アルコール依存症は治療により回復が可能な病気です。
しかしアルコール依存症の多くの人は自分の病気を隠して認めないことがあります。
そのため家族の支援が重要になります。




■アルコール依存症に対する世話やき行動(イネイブリング)

・酒を買ってきてしまう
・会社に欠勤の連絡をしてしまう
・アルコールでトラブルを起こした際に本人にかわって謝罪してしまう
・アルコールがらみで作った借金を肩代わりしてしまう

アルコール依存症に対する世話やき行動(イネイブリング)とは、アルコール依存症の治療を遅らせてしまう行動をいいます。
本人が自分で起こした問題に直面しないため、いつまでもアルコール依存症の治療に結びつかないことになってしまいます。

■アルコール依存症の否認行動

アルコール依存症の人は自分の問題を隠す傾向があり、進んで病院を受診して治療をすることが難しい点があります。
そのため家族や周囲の人が病院への受診につなげることが大切になります。

■アルコール依存症の治療法

アルコール依存症の治療は断酒が基本となります。
アルコール依存症は飲酒のコントロールが出来ない病気です。
長い間お酒を止めていても、飲み始めてしまうと直ぐにもとのひどい状態に戻ってしまう特性があります。
そのためアルコール依存症の治療は断酒になります。

●アルコール依存症の解毒期
1週間から3週間ぐらいは様々な病気の治療を行います。
離脱症状がある場合は、その治療を行います。
・抗不安薬

●アルコール依存症のリハビリ期
心理社会的治療
・教育
 アルコール依存症やアルコールの害について教育していきます。

・認知行動療法
 本人の間違った考え方を修正していきます。

・カウンセリング

・自助グループへの参加
 アルコール依存症の情報の共有などを行います。

・家族への対応
 家族に対するアルコール依存症への対応の仕方を学んだりします。

薬物治療
 断酒補助薬
 ・抗酒薬(こうしゅやく)
  一時的に酒が飲めない体質を作り出します。

 ・アカンプロサート
  中枢神経に作用し、酒を飲みたいという欲求そのものを抑えます。

●アルコール依存症の通院治療のポイント
・定期的な病院への治療
・薬の服用
・自助グループへの参加

アルコール依存症の治療で一番大切なのは、本人の断酒するという強い気持ちで、それを周りの家族などが援助していくことが大切になります。

■アルコール依存症について!アルコール依存症の症状