■アルコール依存症

アルコール依存症は男性の中高年に多いと思われがちですが、近年では女性や高齢者が増えてきています。
アルコール依存症は病気で、治療しなければ様々な健康問題、周囲への悪影響を及ぼします。
アルコール依存症の疑いがある人は、早く病院で適切な治療を受けることが大切です。




■男性のアルコール依存症のチェック(最近6ヶ月以内)

                           はい いいえ
1:食事は1日3回ほぼ規則正しく摂っている        0   1
2:糖尿病・肝臓病・心臓病の治療を受けたことがある   1   0
3:飲酒しないと寝付けないことが多い          1   0
4:二日酔いで仕事を休んだり約束を守らないことがある  1   0
5:酒を止める必要性を感じたことがある         1   0
6:酒を飲まなければ良い人だといわれたことがある    1   0
7:家族に隠れて飲酒したことがある           1   0
8:酒が切れた時に発汗、手の震え、不眠、イライラがある 1   0
9:飲まない方が良い生活を送れそうだと思った事がある  1   0

正常           :0点
アルコール依存症に要注意 :1~3点(1番による1点のみは正常)
アルコール依存症の疑い  :4点以上

■女性のアルコール依存症のチェック(最近6ヶ月以内)

                           はい いいえ
1:飲酒しないと寝付けないことが多い          1   0
2:医師からアルコールを控えるように言われた事がある  1   0
3:酒を飲まないと思ってもつい飲んでしまう       1   0
4:減酒や断酒を試みたことがある            1   0
5:飲酒しながら仕事、家事、育児をした事がある     1   0
6:自分のしていた仕事を周りの人がするようになった   1   0
7:酒を飲まなければ良い人だといわれたことがある    1   0
8:自分の飲酒について後ろめたさを感じた事がある    1   0

正常           :0点
アルコール依存症に要注意 :1~2点(6番による1点のみは正常)
アルコール依存症の疑い  :3点以上

■アルコール依存症の症状

 ・コントロールしてお酒を飲めない
 ・連続飲酒(れんぞくいんしゅ)
 ・離脱症状(りだつしょうじょう)

●連続飲酒
 ・朝から迎え酒をする
 ・大事な用事の前に飲む
 ・飲んでは寝るを繰り返す
 ・酒を小分けにして持ち歩く
 ・仕事の合間などに飲む

飲酒のコントロールができない症状が続くと、常に体にアルコールがあるような状態が続いてしまいます。
つまり少量のアルコールを数時間ごとに飲んでしまうような飲み方になってしまいます。
通常はアルコールの摂取3日以上を連続飲酒といいますが、場合によっては数ヶ月続く人もいます。
連続飲酒はアルコール依存症の人に多く見られる症状です。

●連続飲酒による神経順応
神経順応とはアルコールがあるのが普通だと勘違いしてしまう状態をいいます。
連続飲酒になると脳神経細胞の機能が変わってしまい、アルコールがある状態で普通に働くようになってしまいます。
そのためお酒が切れると離脱症状が出てきます。

●離脱症状
 ・手や指がふるえる
 ・汗を異常にかく
 ・激しい吐き気や嘔吐
 ・下痢
 ・睡眠障害
 ・幻覚症状・意識障害
 ・てんかんの発作

■アルコールの悪影響による病気

 ・肝機能障害
 ・脂肪肝
 ・高血圧
 ・膵炎
 ・糖尿病
 ・食道癌
 ・不整脈などの心臓病

■アルコールによる脳の萎縮

アルコールは脳の神経細胞を壊してしまいます。
そのため記憶障害が起こる危険性があります。

■アルコールによる社会への悪影響

 ・暴言や暴力
 ・事件や事故
 ・飲酒運転
 ・自殺
 ・経済的な損失

■アルコール依存症の治療