難聴(なんちょう)を起こす耳の病気には、感音難聴(かんおんなんちょう)、伝音難聴(でんおんなんちょう)、騒音性難聴(そうおんせいなんちょう)、薬剤性難聴(やくざいせいなんちょう)、メニエール病、聴神経腫瘍などがあります。
聴力維持に有効な栄養素としてはビタミンCやビタミンEがあります。
普段の生活の中で耳をすまして一生懸命聞こうとすると脳が活性化して聞こえにくさの改善効果が期待できます。




■音が聞こえる仕組み

耳の構造は、外耳(がいじ)・中耳(ちゅうじ)・内耳(ないじ)の3つの部位で構成されています。
音は外耳に入って空気の振動として鼓膜に伝わり、中耳の耳小骨(じしょうこつ)を経由し、内耳の蝸牛(かぎゅう)と呼ばれるかたつむりのような形をした器官に届きます。
音の振動は、この蝸牛で電気信号に変えられて脳に伝わり、音として認識されます。

■感音難聴(かんおんなんちょう)について

感音性難聴とは、内耳にある蝸牛や音を脳に伝える神経が原因で起こる難聴です。
耳鳴り・めまいを同時に起こすことがあります。

■伝音難聴(でんおんなんちょう)について

伝音難聴(でんおんなんちょう)とは、外耳・中耳の障害により起こる難聴です。
代表的な病気には、外耳炎(がいじえん)、内耳炎(ないじえん)があります。 伝音難聴は、耳かきで外耳や鼓膜を傷付けて起こる場合もあります。

■有毛細胞(ゆうもうさいぼう)について

内耳の細胞には有毛細胞(ゆうもうさいぼう)と呼ばれる細胞があります。
内耳に音の振動が伝わって有毛細胞の周囲が揺れると、その揺れを感知して有毛細胞が収縮を繰り返して音の信号を増幅させます。
そして音を電気信号に変えて脳に伝えています。
そのため有毛細胞が障害を受けると感音性難聴になってしまいます。
有毛細胞は一度壊れると再生しません。

■年齢による難聴

有毛細胞は30代後半から蝸牛の入り口近くの高い音を感じる部分から壊れるため、周波数の高い音が聞こえにくくなります。
これが年齢による難聴です。



■騒音性難聴(そうおんせいなんちょう)について

騒音性難聴(そうおんせいなんちょう)とは、ヘッドホンなど大きな音を長時間わたり聞き続けることで起こる難聴です。

■薬剤性難聴(やくざいせいなんちょう)について

薬剤性難聴(やくざいせいなんちょう)とは、病気の治療などに用いた薬の副作用で起こる難聴です。

■難聴による聞き間違いの要因

難聴になり聞こえにくくなっても、脳は前後の情報から推測して意味を理解しようとします。
脳の処理能力が低下すると、情報不足の聞こえにくい音声を処理しきれなくなり聞き間違いが起こります。

■メニエール病による難聴

メニエール病とは、粘稠・耳鳴り・めまいを伴う内耳の障害で起こる耳の病気です。

■聴神経腫瘍による難聴

聴神経腫瘍とは、耳と脳をつなぐ神経の腫瘍により難聴が生じる耳の病気です。

■耳の自浄作用

耳垢は本来自然に外に出るようになっています。
そのため基本的には耳の中をいじる必要はないそうです。

■高齢者の聞こえ方の特徴

・音量が小さくなる
・音がぼやけて響く
・高い音の子音が欠ける

■聴力維持に有効な栄養素

・ビタミンC:ミカンやレモンなどの柑橘類
・ビタミンE:植物油やアーモンドなどのナッツ類

■耳をすまして聞こえにくさを改善

難聴による聞こえにくさは、脳の処理能力の低下が原因で起こることもあります。
そのため脳を訓練して活性化することで、聞こえにくさを脳で理解できるように改善することもできます。
普段の生活の中で耳をすませることを心掛けるだけで、脳のトレーニングになります。
耳をすまして一生懸命聞こうとすることで脳が活性化され、聞こえにくさの改善効果が期待できます。

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