血管は加齢と共に老化が進み痛んでいきます。脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンのアディポネクチンには血管の傷を修復し、血糖値や血圧を下げる働きがあります。
しかし太り過ぎると脂肪細胞から悪玉ホルモンの炎症性サイトカインが分泌され血管を傷付けて動脈硬化を促進させて老化を加速させてしまいます。




■血管を若く保つアディポネクチン

アディポネクチンが作られているのは内臓脂肪をはじめとする脂肪です。
私達は脂肪細胞をお腹の周りに付けてエネルギーとして蓄えています。
この脂肪細胞から血管を若く保つホルモンのアディポネクチンが分泌されています。
肥満体型になると脂肪細胞も同様に膨らんでしまいます。
するとアディポネクチンを十分に分泌できなくなってしまいます。

■アディポネクチンの働き

・血管の傷を修復
・血糖値を下げる
・血圧を下げる

アディポネクチンには、一度傷付いた血管壁を元のように修復したり、血糖値や血圧を下げる働きがあります。
アディポネクチンは血管を若く保ち、健康長寿のカギとされています。

■脂肪は臓器の一つ

脂肪細胞に絡み付くように血管や結合組織などが伸びています。
この脂肪細胞の一つの大きさは約0.07~0.09ミリとなっています。
ちょうど髪の毛の太さと同じぐらいの大きさになります。
脂肪細胞は毛細血管を通じて全身の血管に善玉ホルモンを送り届けています。
ホルモンを分泌するという点では、甲状腺・膵臓・卵巣・精巣などと同じような立派な臓器と考えられています。

■肥満は血管を傷付ける

血管を若く保つ善玉ホルモンを分泌する脂肪細胞ですが、肥満により脂肪細胞が肥大化すると血管を傷付ける悪玉ホルモンにとってかわられてしまいます。



■悪玉ホルモンの炎症性サイトカイン

脂肪細胞の間を毛細血管が走っています。
脂肪細胞が適度な大きさだと善玉ホルモンのアディポネクチンが分泌され、毛細血管を通して全身に運ばれます。
しかし食べ過ぎたり血液の中性脂肪が多くなると、脂肪細胞に溜め込まれるようになります。
すると脂肪細胞が腫れ上がって炎症を起こしている状態になります。
こうなるとそれまで出ていたアディポネクチンの量が減ってしまい、そのかわりに炎症性サイトカインという悪玉ホルモンが多く分泌されるようになってしまいます。
悪玉ホルモンが出てしまうとインスリンの働きが悪くなり、糖尿病になりやすくなったり、血管に炎症を起こして動脈硬化を引き起こし、血管をボロボロに傷付けてしまいます。

■悪玉ホルモンの炎症性サイトカインを出す体型

お腹回りが大きくなるほど悪玉ホルモンの炎症性サイトカインの量が増えます。
同時にお腹回りが大きくなるほど善玉ホルモンのアディポネクチンの量が減っていきます。
注意が必要なのは、男性の腹囲では85cm以上で、女性の腹囲では90cm以上になります。
女性は男性と比べて皮下脂肪が厚いため、5cmを男性の値にプラスした腹囲が注意の目安になります。

■青魚を摂ると善玉ホルモンのアディポネクチンが増える

魚の油に多く含まれているEPAやDHAは、アディポネクチンを増やす効果があると考えられています。

■赤ワインで善玉ホルモンのアディポネクチンが増える

2009年に発表された論文では、赤ワインを1日1杯半飲むと3週間後には約3割ほどアディポネクチンが増加したという報告があります。

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