血管若返りすると様々な病気の予防にもつながります。
血管の老化は10代から始まっているので、食生活の見直しや適度な運動をして早目に予防することが大切です。
■血管は若返る
健康のために若々しい血管を保つことは大切です。
血管が老化すると動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など様々な病気を発症しやすくなってしまいます。
これまで老化した血管は元に戻らないといわれていましたが、近年では老化した血管でもある程度は若返らせることが可能だと考えられています。
血管が若々しいと広がりやすく柔軟ですが、血管が老化すると血管壁が広がらず硬い状態になってしまいます。
■血管の老化の原因
・肥満
・ストレス
・高血圧
・食生活の乱れ
・喫煙
・運動不足
血管の老化の最大の原因は肥満と考えられています。
またいつもお腹いっぱいご飯を食べてしまう人も、血管年齢が高い可能性があります。
■身体が硬いと血管も硬く老化している
身体が硬いということは、コラーゲンが不足している可能性があります。
コラーゲンは身体の組織の弾力を作る成分です。
血管にもコラーゲンがあるので、身体が硬い人は血管のコラーゲンも硬くなっている可能性があります。
■ストレッチで血管若返り
ストレッチをすると柔軟性のあるコラーゲンが身体のの中で作られるため、血管が若返る効果が期待できます。
気付いた時や家事の合間などに体を伸ばし、左右に動かすなど簡単なストレッチを毎日行うと、血管若返りの効果が期待できます。
■チョコレートのエピカテキンで血管若返り
チョコレートに多く含まれるポリフェノールの一種であるエピカテキンが、血管の若返りによいということが分かっています。
エピカテキンは赤ワイン、緑茶、リンゴなどに含まれるポリフェノールの一種です。
中でもチョコレートには100gあたり41.5mgとダントツにエピカテキンが多く含まれています。
エピカテキンは糖分の少ないダークチョコレートに多く含まれています。
ホワイトチョコレートや甘い物はエピカテキンがあまりないといわれています。
1日6gぐらいの量で血管若返り効果があるといわれています。
●エピカテキン含有量(100gあたり)
チョコレート :41.5mg
そら豆 :8.3mg
緑茶 :7.8mg
リンゴ :6.1mg
赤ワイン :3.3mg
チョコレートを食べるとエピカテキンが小腸で吸収され、血液中に流れ込んで血管の広がりを調整する細胞を活性化してくれます。
すると血管が広がりやすくなり、柔らかな状態に若返ります。
■チョコレートのエピカテキンの健康効果
・血管若返り
・高血圧を防ぐ
・心疾患のリスクが低下する
・脳卒中のリスクが低下する
■血管を増やし血管を若返らせる
新しい血管に血が通うようになると、老化した血管にかかる圧力が分散されて血管への負担が和らぎます。
老化した血管は渋滞した道路と同じような状態です。
車がいっぱいでなかなか進まないように血流が滞り、血管に大きな圧力がかかってしまいます。
そこに抜け道となる新しい血管が増えると渋滞が緩和され、老化した血管への負担を減らすことができます。
■有酸素運動のウォーキングで血管を増やす
新しい血管を作るには血流を良くすることが大切になります。
そのためにはウォーキングが有効な手段と考えられています。
ふくらはぎを中心とした筋肉が収縮するとそれがポンプの役目となり、血流が心臓に押し戻され血流が良くなります。
その結果、全身に血液をたくさん流そうとして、新しい血管が増え始めます。
さらに有酸素運動は血栓を小さくしてくれる善玉コレステロールを作るため、動脈硬化の予防にも効果的です。
血管を増やすためには、毎日のウォーキングが効果的です。
ウォーキングは1日に20~30分くらいで血管若返り効果が期待できます。
時間がないない人は、その場でカカトの上げ下げをするだけでも血管若返り効果が期待できます。