ノロウイルスの感染は感染者の便や嘔吐物からの感染予防が大切になります。
ノロウイルス感染者の排泄物や嘔吐物の処理を行うときも適切な処理が必要になります。
ラクトフェリンはノロウイルスの予防につながる効果が期待できます。




■ノロウイルス

例年冬場に感染のピークを迎えるノロウイルス。
一度ノロウイルスに感染すると、激しい嘔吐、腹痛、下痢などの症状が数日続きます。
重症化すると脱水症で死に至る場合もあります。
ノロウイルスは、わずか10個~100個だけであっという間に感染してしまいます。
ノロウイルスに感染した患者数は、2012年で17000人以上にもなります。
ノロウイルスの感染性胃腸炎には特効薬がありません。
そのためノロウイルスには予防が大切になります。

■ノロウイルスの感染ルート

●火の通っていない生ガキなどの二枚貝
カキ、アサリ、ハマグリなどの二枚貝は、ウイルスを含んだ海水を大量に貝の内臓に溜めてしまうことがあります。
ノロウイルスの感染ルートの一つとなっています。

●人から人への感染
一番注意しないといけないのは、人を介して広がるノロウイルスの感染です。
特に感染が多いのがトイレとなっています。
ノロウイルスは便や嘔吐物に多く含まれているため、流した時にウイルスが浮遊し感染する場合が多くあります。
トイレはフタを閉めてから流した方がよいです。

■ノロウイルスの特徴
・潜伏期間は5~24時間
・下痢、嘔吐、発熱が2~3日続く
・何度も感染する
・特効薬がない

ノロウイルスは症状がなくなっても、1週間~2週間は便にウイルスが排出されます。
脱水症状を起こさないようにスポーツドリンクや経口補水液で水分補給が大切になります。

■ノロウイルスの予防法

アルコール消毒はノロウイルスの予防に効果はありません。
手からのノロウイルスの感染予防には、液体石鹸を使う方がよいです。
個体石鹸だとノロウイルスが付着している場合もあります。
石鹸の役目は、泡でノロウイルスを浮き上げることです。
付着しやすい爪の中や指の間もよく洗いましょう。
石鹸で洗った後は水でしっかり洗い流します。
水で洗い流すことで手に付着したノロウイルスは流れていきます。
水で洗い流す目安は30秒です。



■身内がノロウイルスの感染した時

ノロウイルスは感染者の排泄物や嘔吐物から感染しやすいので、処理する際は注意が必要です。
雑巾で拭くだけではノロウイルスを広げるだけで感染しやすいくなってしまいます。
処理を行う人はノロウイルス対策のために厳重な装備が必要です。

■ノロウイルス感染者の排泄物や嘔吐物の処理

・髪は後ろでしっかりまとめる
・マスクをする
・ビニール生地のエプロン
・厚手のゴム手袋

ノロウイルスは、次亜塩素酸ナトリウムで消毒できます。
次亜塩素酸ナトリウムは家庭の用の漂白剤などに含まれています。
市販されている6%濃度の次亜塩素酸ナトリウム50mLを2%の水で薄めれば、ノロウイルス用の消毒液が出来ます。
嘔吐物をきれいに拭き取った床にペーパータオルを覆うように敷きます。
その上から消毒液を染み込ませます。
消毒液が全体に行き渡ったら十分に拭き取り、使用したペーパータオルをゴミ袋に捨てます。
ゴミ袋の口をしっかり閉じて処分します。
最後に水拭きをします。

■ノロウイルスの弱点

・次亜塩素酸ナトリウム
・紫外線
・熱

絨毯(じゅうたん)などに嘔吐した場合などには、85~90度のアイロンを1分以上当てると良いです。
調理器具も85度以上のお湯を1分以上かけて熱消毒するとよいです。

■ラクトフェリンでノロウイルスの予防

ラクトフェリンは母乳の初乳に含まれるタンパク質で、ヨーグルト、牛乳、ナチュラルチーズなどに含まれています。
ラクトフェリンはノロウイルスにくっ付き、腸の細胞に入り込むのを防いでくれます。
またラクトフェリンが腸の表面に貼り付きノロウイルスが細胞に入るのを防いでくれます。