骨密度は骨の強度を表し、骨に含まれるカルシウムの量を測定します。
骨質は骨の強さを左右するコラーゲンの質をいいます。骨質の低下は骨折につながります。
糖化は骨折や様々な病気につながります。
そのため糖化予防は病気予防にもつながります。




■骨密度(こつみつど)について

骨は身体を構成する非常に大切な要素ですが、年と共にもろくなっていきます。
骨折などをするとそれが原因で寝たきりになり、心臓や肺の機能が低下して、そのままということも多くあります。
骨年齢を知るには骨密度(こつみつど)を調べます。
骨密度は骨の強度を表す指標の一つで、骨に含まれるカルシウムの量を測定します。
骨は40歳を境にして減っていくといわれ、骨密度が低下するとスカスカの状態になり、骨粗鬆症や骨折の原因になります。

■骨は運動などで丈夫になる

骨は運動して適度な負荷がかかると丈夫になるといわれています。
骨密度は食生活や運動習慣の違いにも左右されます。
ただし女性の場合は、閉経によって減少しやすい傾向があります。

■骨質(こつしつ)について

骨の健康のためには、骨密度も大切ですが、骨の質も重要になります。
骨質(こつしつ)とは、骨の強さを左右するコラーゲンの質のことをいいます。
骨の構造をを鉄筋コンクリートの建物に例えると、骨密度のカルシウムはコンクリートで、骨質のコラーゲンは鉄筋にあたります。
いくらコンクリートの量がたくさんあっても、鉄筋の役割である骨質が悪いと骨はもろくなってしまいます。
骨密度よりも骨質が悪いと骨折のリスクが上がってしまいます。

■骨の酸化と糖化(とうか)

骨質が悪くなると骨が茶色になってきます。
これは焦げに例えられる現象が、身体の中で進行しているためです。
老化の要因としては2つ大きなものがあり、一つは酸化でサビに例えられます。
もう一つは糖化(とうか)で焦げに例えられます。

人間の身体は脂肪と水分以外はほとんどタンパク質で出来ています。
このタンパク質に糖がくっ付くと硬くなってしまいます。
食物から摂取した糖は、体内でタンパク質と結合します。
しかし糖の濃度が下がれば元に戻ります。
ところが長い間にわたり糖にさらされたタンパク質は、AGEという悪玉物質に変化して元のタンパク質に戻れなくなってしまいます。
これが身体の焦げになり、ホットケーキと同じようにきつね色に焦げた状態です。
元に戻れなくなったタンパク質のAGEはどんどん増えていき、骨や血管の老化を進めてしまいます。



■糖化は血管にも悪影響を及ぼす

血管を構成する成分にコラーゲンがあります。
糖が付いたコラーゲンが多く蓄積すると血管は硬くもろくなってしまいます。
糖化は骨だけではなく血管にも悪影響を及ぼします。

糖化によってAGEが増えてくると、血管のカベに出来て血液の流れを邪魔するプラークがより出来やすくなるといわれています。
血糖値が高いということは、余分な糖が溢れている状態です。
つまり悪玉物質のAGEが増えて糖化が進みやすくなっています。

■糖化は様々な病気の原因になる

糖化により骨質が悪くなると骨折しやすくなり、寝たきりの原因にもあります。

また糖化が進みやすい状態をもっている人達は、同時に癌のリスクが上がってしまいます。

それ以外にもアルツハイマー病、白内障など多くの病気に糖化が関わっています。

■糖化度チェック

・早食いである
・パンや麺類が大好き
・甘い物が大好き
・清涼飲料水をよく飲む
・運動をあまりしない

当てはまる数が多いほど糖化している可能性があります。

■糖化予防のポイント

・血糖値を上げない生活をする
・よく噛んで食べる
・野菜を先に食べる
・適度な運動をする

果物も体によいと思って大量に摂取すると糖化を進めてしまうので要注意です。

食後の軽い運動は、血液中の糖を消費するため糖化予防につながります。

身体の細胞は入れ替わっているので、これから生まれてくる細胞を糖化にさらさないようにすることが大切です。