睡眠時無呼吸症候群は高血圧、心筋梗塞、糖尿病と密接に関係しています。
少しでもいびきや日中の眠気を感じた時は、積極的に病院を受診して検査を受けることが大切になります。




■睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)について

正常な人では寝ている間は空気の通り道が十分確保されていますが、睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)の人では、喉の中央部分や舌の根元の部分が下に沈下してしまいます。
それにより空気の通り道が塞がれ無呼吸の状態が起こります。
睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)とは、睡眠中に10秒以上の呼吸が1時間に5回以上繰り返される状態をいいます。
睡眠時無呼吸症候群により無呼吸が起きると、身体が低酸素の状態になってきます。
この低酸素の状態に耐えられなくなると、途中で脳が瞬間的に目を覚ますことになります。
結果として、脳が低酸素に対して防衛的に何度も目を覚ますようになります。
そのため実際には深い睡眠が得られない状態になり、睡眠不足に近い状態が起こってきたりします。
すると日中の眠気や倦怠感が生じてきたり、起床時の頭痛やうつ状態が起こってきたりします。
睡眠時無呼吸症候群は自分では自覚が難しいという点が問題となっています。
そのため家族や側で寝ている人からの指摘が非常に重要になります。
ICレコーダーやスマートフォンのアプリで睡眠時の呼吸をチェックすることも睡眠時無呼吸症候群を知るのに効果的です。
重症の睡眠時無呼吸症候群の人を放置すると、約10年後には心筋梗塞や脳梗塞などで死亡してしまうリスクが、正常者に対して約3倍にも高まるといわれています。

■睡眠時無呼吸症候群の主な症状

・大きないびき
・日中の耐えられないほどの眠気
・全身の倦怠感
・寝ている間の呼吸困難
・夜間頻尿
・起床時の頭痛
・うつ状態

■睡眠時無呼吸症候群と交通事故

一般的なドライバーと比べて、睡眠時無呼吸症候群の人は交通事故を起こすリスクが2.6倍にもなるといわれています。

■睡眠時無呼吸症候群により引き起こされる病気

・高血圧
・心筋梗塞
・不整脈
・脂質異常症
・糖尿病

呼吸困難が起きると低酸素の状態になります。
低酸素の状態は身体にとって大変危険な状態です。
すると交感神経の活動が高まり、最終的には高血圧、心筋梗塞、不整脈といった病気を引き起こす危険性が高まってしまいます。
背景としては心臓や全身の血管に大きな負担がかかるためと考えられています。
また低酸素や睡眠不足は、体の中でインスリンの働きが悪くなり、脂質異常症や糖尿病といった生活習慣病を合わせ持つ危険があります。



■睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

・肥満
・二重アゴ
・アゴが小さい
・アゴが後退している

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人は、アゴの形態が特徴的といわれています。
肥満や二重アゴになると、気道の周りに脂肪が沈着することによって気道が塞がりやすい状態になります。
睡眠時無呼吸症候群は痩せている人にも多いといわれています。
アゴが小さい、アゴが後退しているということがあると、気道が狭くなりやすく、気道そのものが塞がりやすい状態が生じます。

■睡眠時無呼吸症候群の検査法

・問診
 いびきの状態や日中の眠気などの症状を調べます。

・簡易モニター
 睡眠中の血中の酸素濃度を指先で測る装置を使います。

・終睡眠ポリグラフ
 一晩入院して脳や胸の動きを記録し、呼吸や睡眠の状態を正確に把握します。

■睡眠時無呼吸症候群で日常で注意すること

・睡眠薬は適切に使用する
・寝酒はしない
・タバコは吸わない
・肥満に気を付ける

■睡眠時無呼吸症候群の治療法

・マウスピース
 睡眠時無呼吸症候群の軽症・中等症の人に行う治療法です。
 口腔内装具を付けて、下アゴが前に出るように固定して気道を広げる治療法

・手術療法
 気道を塞ぐ部位が明らかな場合は、手術療法を選択されます。

・CPAP療法
 睡眠時無呼吸症候群の中等症・重症の人に行う治療法です。
 鼻から空気を送り込むことによって気道を広げる治療法です。

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