冬になると健康な人でも尿の量が増えて頻尿(ひんにょう)になりやすくなります。
頻尿に悩む女性が増加していて、特に高齢者に多いといわれています。




■骨盤低筋(こつばんていきん)について

骨盤低筋(こつばんていきん)は、お腹の臓器を下から支え、膀胱にたまった尿が勝手に漏れ出さないように膀胱の出口を塞ぐ栓のような役割をしています。

■骨盤低筋の低下が頻尿の原因になる

骨盤低筋の筋力が加齢などにより衰えると少し量の尿でも押さえ切れなくなり、トイレに行く回数が増えてしまったりします。
また咳やクシャミなど息んだ時に尿が漏れてしまいます。
そのため年を取ると、おしっこに悩む人が増えるようになります。

■足のむくみは心不全の可能性がある

頻尿の人の中には隠れ心不全の状態になっている人がいる可能性があります。
心不全というのは、心臓のポンプとしての働きが弱くなっている状態です。
心臓の働きが弱くなると、昼間は重力の関係で尿として外に出したい水分が残ってしまい、下半身にたくさん溜まった状態になってしまいます。
これが足のむくみとして現れます。
足がむくみ、押した跡が残りやすい人は心不全に要注意です。

■夜間頻尿は隠れ心不全に要注意

夜だけ頻尿が起こる人は、隠れ心不全に要注意です。
心臓のポンプ機能が低下していると、身体に水分が溜まりやすくなります。
その水分は夜になると尿となり、寝ている間に何度もトイレに起きてしまうということになります。
夜になって横になると足の高さが心臓や腎臓と同じ高さになり、昼間溜まってしまった足の水分が戻って来てたくさん尿として出てきます。
昼間弱くなったポンプ機能を、夜間なんとか折り合いを付けて一生懸命外に水分を出している状態です。
寝ている間トイレに行く回数が増えている人は、心臓が弱くなった隠れ心不全の危険性があります。
夜間トイレの目安は3回とされています。

■足のむくみ、夜間トイレに何度も行く人は病院を受診しましょう

足のむくみ、夜間だけ何度トイレに行くという人は、隠れ心不全の可能性があるので病院を受診しましょう。
実際に頻尿に悩み、外来に訪れる人は、男性が3~4割、女性が1割ほどといわれています。
自覚はあってもはずかしくて病院に行かない人が多いそうです。
また肥満体型はお腹の脂肪が膀胱を圧迫し尿漏れしやすくなってしまいます。