糖化は体の老化や様々な病気を引き起こす原因になり、進行すると動脈硬化や骨粗鬆症などの病気につながってしまいます。
余った糖はAGEと呼ばれる物質に変化し、体の機能が低下させて全身の老化へとつながっていきます。




■糖化(とうか)とは

糖化(とうか)とは、本来エネルギーとして使われる糖質が体の中に余ってしまい、体を構成するタンパク質などにくっついてしまう状態をいいます。
糖化が進行すると体の老化や様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。
ごはんやパンなどの炭水化物や甘いスイーツなど、これらの糖質を取り過ぎると体が焦げついてしまったような状態になってしまいます。
これを糖化(とうか)といいます。
糖化状態を放置すると体の老化はどんどん進んでしまい、動脈硬化や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの様々な病気につながってしまいます。

■体が糖化する原因

食事を摂ると、食事に含まれる炭水化物がブドウ糖に分解され、血液を通り全身に運ばれます。
それらの糖は、インスリンと呼ばれるホルモンによって細胞に運ばれ、エネルギーとして消費されます。
糖質の取り過ぎなどによって血液中の糖が増え過ぎてしまうと、エネルギーとして消費しきれずに糖が血液中に余ってしまいます。
この余った糖が問題になります。

■糖化の原因物質AGE

体の中で余ってしまった糖分は体内のタンパク質と結びつき、糖化の原因となる終末糖化産物(しゅうまつとうかさんぶつ)のAGEと呼ばれる物質に変化していきます。
AGEは、血液中の余った糖が血管壁などのタンパク質と結合して出来る物質です。
この現象が糖化と呼ばれています。
AGEが体内に溜まってしまうと、体の機能が低下してしまいます。
筋肉の衰え、体力の低下、肌の老化など全身の老化へとつながってしまいます。
体の中に終末糖化産物のAGEが増えると、老化を促進するだけでなく、動脈硬化など様々な病気につながる危険性があります。



■糖化が引き起こす様々な病気

・動脈硬化
・アルツハイマー型認知症
・脱毛
・白内障
・緑内障
・NASH(非アルコール性脂肪肝炎)
・骨粗鬆症

糖化は大腸・肝臓・子宮内膜の癌化を引き起こす危険性があると考えられています。

■糖化は食後の血糖値

糖化は食後の血糖値の値で判断します。
糖化しやすい人は、食後の血糖値が下がって行かない点があります。
また高血糖と持続時間とが非常に糖化を起こしやすい要因といわれています。
食後1時間の血糖値が150を越えている人は要注意です。
また食後に眠くなる人は、糖化が進んでいる可能性があります。

■糖化の要因

・朝食が不規則だと糖化しやすい
・眠りが浅く寝不足だと糖化しやすい
・都会や空気の悪い所で生活していると糖化しやすい
・糖化が進むと傷が治りにくい
・糖化が進むと安静にしていてもふくらはぎがつりやすい

朝食を摂ったり摂らなかったり不規則な人は、糖化しやすいといわれています。
メラトニンという睡眠関連のホルモンが糖化と結びつきやすいとされていて、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が低下すると糖化が進みやすいといわれています。
大気汚染は肺癌だけではなく、膵臓にも炎症を引き起こすと考えられています。
料理の中に含まれるAGEを直接摂ることも体に影響を及ぼすと考えられています。

■糖化物質AGEを摂らない調理ポイント

糖化に注意した食事を1ヶ月ほど続けると6割ぐらいまで下がるといわれています。

●食物繊維(糖化予防食材)
 糖化解消には食物繊維が大切です。
 食物繊維で糖の吸収が緩やかになります。

●押し麦(糖化予防食材)
 押し麦に豊富に含まれている水溶性食物繊維は
 糖質の吸収を緩やかにしてくれます。

●ヨーグルト(糖化予防食材)
 ヨーグルトは腸の働きを整え、血糖値の上昇を抑える糖化予防食材です。

●大豆食品(糖化予防食材)
 大豆食品に豊富に含まれるビタミンB1は、
 余分な糖をエネルギーに変えてくれます。
 過度の飲酒はビタミンB1の吸収を阻害するので注意しましょう。

●蒸し料理で糖化予防
 AGEは調理法によって量が変化します。
 蒸す→煮る→焼く→揚げるの順番でAGEが増加していきます。
 蒸したり、茹でたりすることは糖化予防につながります。

●食べる順番で糖化予防
 野菜→肉・魚→炭水化物の順番で食べると糖化を抑えることができます。
 デザートなども最後に食べる方が糖化予防につながります。

●ゆっくり食べて糖化予防
 早食いは糖化につながるので、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。