早期の大腸癌は治療により完治可能です。
近年、大腸癌は正確な診断がつくようになってきています。
早期大腸癌は適切な治療の選択により完治を目指せる病気です。
結腸癌にはポリペクトミー、EMR、ESD、腹腔鏡手術などがあり、直腸癌には括約筋間直腸切除術などがあります。




■大腸癌(だいちょうがん)について

大腸は管状になっていて、胃や小腸などで栄養分が吸収された食物の残りは、大腸を通って便として形成され排泄されます。
大腸癌(だいちょうがん)は大腸の表面の粘膜で発生して深く進行していきます。
しかし大腸癌は内視鏡で見つけることが可能な癌でもあります。
大腸癌の検査は便潜血検査(べんせんけつけんさ)で行い、便の出血を調べて、血が混じっているようであれば内視鏡の検査を行います。

■大腸に出来る癌、結腸癌(けっちょうがん)と直腸癌(ちょくちょうがん)

大腸の長さは約1.5mで大きく2つに分かれます。
胃や小腸からつながっている部分を結腸(けっちょう)といい、ここに出来る癌を結腸癌(けっちょうがん)といいます。
肛門につながっている15cm程の真っ直ぐな部分が直腸(ちょくちょう)で、ここに出来る癌を直腸癌(ちょくちょうがん)といいます。
結腸癌(けっちょうがん)の場合は、癌の深さによって治療が変わってきます。
直腸癌(ちょくちょうがん)の場合は、癌の深さも関係しますが、肛門からどれくらいの位置に癌があるかによって治療が変わって来ます。

■大腸癌の進行度

大腸壁は5つの層に分かれています。
一番内側から粘膜(ねんまく)、粘膜下層(ねんまくかそう)、固有筋層(こゆうきんそう)、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜(しょうまく)となっています。
大腸癌は大腸の内側の粘膜で出来はじめます。
そして除々に大腸壁ののより深いところ、つまり外側に向かって進行していきます。
粘膜に癌が留まっている場合は周りへの転移がないので、大腸癌の病変を取り切れば100%完治できるとされています。
しかし粘膜か層にまで入り、血管やリンパ管に癌細胞が入ってくると、大腸癌の病変を取り切っただけでは完治できなくなってしまいます。
そのため粘膜か層のどのくらいまで入ってきているかをよく診る必要があります。
さらに固有筋層(こゆうきんそう)、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜(しょうまく)というふうに病変がさらに深くなると、その転移の頻度が増えてくるので外科的な治療が必要になることがあります。

粘膜下層の比較的浅い部分に留まっているものは、内視鏡で治療を行います。
しかし粘膜下層よりも深い固有筋層(こゆうきんそう)、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜(しょうまく)、さらに外側に出るような病変については外科的な手術が中心になってきます。



■結腸癌の治療

粘膜・粘膜下層の部分に癌が留まっている場合には内視鏡での治療が可能です。
さらに腹腔鏡手術も、早期の大腸癌に対しては可能となっています。

●ポリペクトミーによる大腸癌の内視鏡治療
きのこ状のポリープに対し、内視鏡でスネアーという金属のワッカのような物を引っ掛けて締めて、電気照射で焼き切ってしまいます。

●EMRによる大腸癌の内視鏡治療
EMRは内視鏡的粘膜切除術といいます。
平べったいポリープに対し、その粘膜下層に生理食塩水を注入してポリープを盛り上げ、スネアーをかけて焼き切ってしまいます。

●ESDによる大腸癌の内視鏡治療
平べったい大きなポリープに対し、粘膜下層に生理食塩水を注入して盛り上げます。
そして特殊な内視鏡メスを入れて切り取ります。

●腹腔鏡手術による大腸癌の治療
炭酸ガスを入れて膨らませ、お腹に小さな穴を開け、そこから腹腔鏡や鉗子などを挿入してモニターを見ながら手術を行います。
腹腔鏡手術は傷口が小さく、入院期間が短いというメリットがああります。
しかし細かい操作が難しく、見えにくい場所もでるため、見落としが出る恐れがあります。

■直腸癌の治療

これまで直腸癌は人工肛門になる手術だけでしたが、近年では肛門を温存できる場合も増えてきています。

●括約筋間直腸切除術
直腸を切り取る形で病変を取り去り、肛門と腸をつなげます。
肛門に近い場所には、内肛門括約筋(ないこうもんかつやくきん)と外肛門括約筋(がいこうもんかつやくきん)という2つの筋肉があります。
病変の状況によりますが、近い癌に対して内肛門括約筋を切り取るような形にして、肛門と腸をつなぐような肛門温存ができるようになってきています。
筋肉より外に癌が出来ている場合には、肛門も含めた切除が必要になります。
また高齢者の場合で肛門の締まりが弱い人もいるので、無理につなぐと肛門での排便のコントロールができない場合は、人工肛門の可能性もあります。

■大腸癌の名医(2013年11月時点)

がん・感染症センター都立駒込病院 大腸外科部長
高橋 慶一(たかはし けいいち)先生

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