日光に当たらない生活や過度な紫外線対策がビタミンD欠乏症に。
ビタミンD欠乏症やビタミンD不足改善のためには、適度な日光浴とビタミンDを含んだ食事で、健康に欠かせないビタミンDを補給することが大切です。




■ビタミンDと紫外線

人間の皮膚の基底層(きていそう)には、たくさんのコレステロールがあります。
このコレステロールに日光に含まれる紫外線が当たると、それだけでビタミンDに変身してくれます。
日本人の女性の2人に1人が骨や筋肉が弱るビタミンD不足だと言われています。
ビタミンDが不足すると筋肉に力が入らずバランス能力も低下して転倒・骨折しやすくなり、高齢者では寝たきりのリスクが高くなってしまいます。
紫外線は大量に浴びると問題がありますが、紫外線が足りな過ぎるのもビタミンDの欠乏や不足を招くので問題があります。

■ビタミンDの働き

 ・筋肉を動かす
 ・歯と骨を強化する
 ・免疫力アップ
 ・高血圧改善
 ・癌細胞を抑制

■くる病

くる病とは、ビタミンDの不足で筋肉と骨が弱くなり、歩き方が不安定になる病気です。

■ビタミンD欠乏症の原因

 ・オフィスワークなど日光に当たらない生活
 ・女性の場合の過度な紫外線対策

■ビタミンD欠乏症

ビタミンD欠乏症は食生活を改善し、日光を適切に浴びるなど行えば予防も出来るし、治ることも可能です。
ただし重症の場合は治療が難しいこともあります。

■高齢者とビタミンD不足

高齢者の場合、活動量が下がってきて家に閉じこもりがちの生活が多くなりがちです。
すると太陽を浴びる量も減ってきてしまいます。
また食事の量も減ってくるのでどうしてもビタミンDが不足しがちになってしまいます。



■子供のビタミンD不足

子供の場合、母親のビタミンD不足というのが大きく影響してきます。
妊娠中の女性がビタミンD不足だと、生まれてくる赤ちゃんもビタミンD不足が影響してきます。
乳幼児においてビタミンD欠乏や不足をきたしてくる原因としては、母乳との関係があります。
母乳は赤ちゃんの抵抗力を与えるという意味でとても重要ですが、ビタミンDに限って言うと含まれる量が非常に少ないという点があります。
母乳のビタミンDは少ないので母乳栄養の赤ちゃんは適度な日光浴が必要になります。

■ビタミンDと病気

血液中のビタミンDが少ない人は多い人に比べて、直腸癌になるリスクが男性で10倍、女性で3倍にもなるということが分かってきています。
いくつかの癌については、ビタミンDが癌の増殖を抑えて発症しにくくすると考えられています。
また糖尿病でも、ビタミンとカルシウムを多く摂取する人は少ない人と比べて発症リスクが4割も低かったというデータもあります。

■手の平日光浴でビタミンD不足対策

ビタミンD不足改善のためには、それほど長く日光を浴びる必要はありません。
実は日焼けをしてたくさんの日光を浴びると増えたメラニン色素で光が遮られてしまうため、ビタミンDができる高率が下がってしまいます。
手の平は体の他の部分と違ってメラニン色素が少ないです。
手の平は太陽にかざしても日焼けはしません。 そして効率良くビタミンDを手の平で作ってくれます。
手の平の面積で太陽を浴びる時は、夏場で15分以上、冬場なら30分以上浴びると良いそうです。

■ビタミンDが豊富な食材

 ・魚(サケ、マグロ、シラス)
 ・キノコ(シイタケ、キクラゲ)

キノコも日光に当てるとビタミンDが増加する性質があります。
エノキを小分けにして天日干しすると、ビタミンDが増加し、旨味もアップしたキノコになります。