眼瞼けいれんは眼輪筋が異常に収縮してしまい目が開かなくなってしまう病気。
眼瞼けいれんは脳の異常や抗不安薬の使用が原因と考えられています。
眼瞼けいれんは異常に瞬きが多くなり、まぶしくて目が開けられなくなるのが特徴。
ドライアイや眼瞼下垂と間違われることもあります。




■眼瞼けいれん(がんけんけいれん)について

眼瞼(がんけん)とは、まぶたのことです。
けいれんという病名がついていますが、目がピクピクすることとは関係ありません。
眼瞼けいれん(がんけんけいれん)は、目が開けられないというまぶたの異常を言います。

■眼輪筋(がんりんきん)

眼輪筋(がんりんきん)とは、目を取り囲むように輪のようになった筋肉をいいます。
この眼輪筋(がんりんきん)が閉じることによって目が閉じます。
眼瞼けいれんは、眼輪筋(がんりんきん)が異常に収縮してしまい目が開かなくなってしまう病気です。

■眼瞼けいれんの原因

眼瞼けいれんの原因は詳しくは分かっていませんが、何らかの原因で瞬(まばた)きを司る脳の働きに異常が起こるためと考えられています。
最近では、うつ病に対する抗不安薬の使用や連用によって眼瞼けいれんが起こるとも考えられています。

■眼瞼けいれんの症状

 ・まぶしい
 ・目を開けているのがつらい
 ・目が乾く
 ・目が自然に閉じる
 ・目がうっとうしい
 ・下を向いていたい
 ・まぶたが垂れる

眼瞼けいれんは異常に瞬きが多くなり、まぶしくて目が開けられなくなるのが特徴で発症します。

■眼瞼けいれんの日常でのサイン

 ・運転中の事故やケガ
 ・電柱にぶつかる
 ・人にぶつかる
 ・階段が恐い

眼瞼けいれんを発症すると目を開けていられなくなり、物が見えにくくなってしまい、歩行中のトラブルに悩むことが多くなります。
眼瞼けいれんの日常でのサインとしては、電柱や柱ににぶつかる、人混みにぶつかる、階段が恐い、自転車や自動車の運転中の事故やケガがあります。
眼瞼けいれんは重症になると生活の質が低下します。
まぶたの瞬きができなくなったり、瞬きのコントロールができなくなることも眼瞼けいれんの特徴でもあります。



■ドライアイと間違えられやすい眼瞼けいれん

ドライアイと眼瞼けいれんは、まぶしい、目が乾くという症状が共通しています。
それに加えて眼瞼けいれんは医師の間でも認知度が低いため、ドライアイと間違えられることがあります。

■眼瞼けいれんと眼瞼下垂(がんんけんかすい)の違い

眼瞼下垂(がんんけんかすい)とは、まぶたが下がって目が開けられない状態になる病気です。
先天的な場合もありますが、加齢によってまぶたを開く筋肉などが除々に弱って起こる事が多い病気です。
眼瞼下垂(がんんけんかすい)の場合はまぶたが下がってしまうので、おでこの筋肉を使ってまぶたを上げようとするので、眉毛が上がるという特徴があります。
それに対して眼瞼けいれんの場合は、目のまわりにグッと力を入れてしかめっつらをするような感じになります。
そのたむしろ眉毛が下がっているという特徴があります。

■眼瞼けいれんの治療法

眼瞼けいれんの治療法としては、ボツリヌス療法があります。
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌の毒素をまぶたに注射する治療法です。
ボツリヌス菌が作り出す毒素をまぶたの上下に注射し、筋肉を麻痺させて眼瞼けいれんの症状を改善させます。
注射をした後にゴシゴシこすってしまうとまわりに広がってしまうので注意が必要です。
ボツリヌス療法は約80%の患者に効果があります。
効果は早くて2~3日から出始めて、遅くとも1週間から2週間ぐらいで効果が出てきます。
1回の注射で効果が数ヶ月持続します。
年に3~4回ほど注射しますが、治療を重ねるうちに回数が減ってくる人もいます。
1割~2割ぐらいの人では注射の必要がなくなる人もいます。

■クラッチ眼鏡

クラッチ眼鏡とは、目を開けにくい人に対応する眼鏡で、内側に上まぶたを押し上げるループがついています。

■遮光眼鏡

遮光眼鏡とは、まぶしさを感じるような光線をカットする眼鏡です。